くるり「その線は水平線」
記念すべき30thシングル
くるりの記念すべき30枚目となるシングル「その線は水平線」が2018年2月21日にリリースされました。
韻を踏んでいるのか、笑わせにきているのか、何か深い意味があるのかなど色々考えてしまう、くるりらしいタイトルです。
制作はいつ?
吉岡里帆さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「J-WAVE」で、2018年2月11日に初オンエアされました。
その後ラジオに出演した際に、制作について岸田繁さんの口から語られましたが、「その線は水平線」は2010年頃に作っていた楽曲だったようです。
ライブツアー中に作った楽曲で、何度かレコーディングを行ったものの上手くいかず、放置していたようです。
そのような曲は稀にあり、トラウマになりかけていた楽曲だったようですが、何とか無事に制作出来ました。
しかし「この線は水平線」はリリース前に、自分でもこの曲が何なのか分からないと言っていました。なのにリリースするという、捻くれた感じ。
otokakeでは、歌詞の解釈をする記事が多いのですが、制作された岸田繁さんがそんな調子なのでくるりの歌詞を解釈するのは難があります。(笑)
そんな過去の曲を掘り出してきた理由…
かなり昔に作られた楽曲を今回引っ張ってきたのは、ある理由がありました。
それは、新曲を作るのが面倒くさいから。(笑)
岸田繁さんらしいコメントです。確かに0から1を作り出すのは手間がかかる作業だと思います。
最新のものが常に1番ということもなく、熟成させたものの方が良いと思えることもあり、まだ発表していない曲をリリースしようと思い至ったそうです。
今でも良い曲を作れる。けどあえて古い曲を発表するというくるりの実力、経験があってこそのやり方ですね。
10,000枚限定生産!
シングルにはおりがみが封入
そんな「その線は水平線」ですが、リリースされるのは10,000枚のみの限定販売になります。
10,000枚限定で発売される理由に関してはあまり語られていないようです。
そして、封入特典はおりがみです。何の変哲もないおりがみが封入されており、その理由に関しては「みなさんのご想像にお任せします」とのことです。
つまりおりがみが封入されているということは、慣用句の”折り紙つき”という言葉を意味しているのでしょう。
”折り紙つき”という言葉は、確かな品質が備わっているという意味で使われます。
「この線は水平線」が期待できるシングルであるということを、遠回しに伝えているのでしょう。
金色のおりがみも!
10,000枚のCDに封入されているおりがみは18種類ありますが、1枚だけ金色のおりがみが封入されています。
そのおりがみにはメンバー直筆のサイン入りとなっています。
更に、『くるりライブツアー「線」』の好きな公演を1つ選び、無料招待してもらえる特典までついています。
金色のおりがみを入手できた方は、一生の思い出になることでしょう。
MVをチェック!
主演はモデルのSUMIRE
MVにはモデルのSUMIREさんが出演されています。
黒い服を着て走る女性、ピンクの服を着て地面を掘る女性、白い服を着て踊っている女性の3役を1人で務めています。
これといった演出があるわけでは無いのですが、楽曲にあったMVになっていてとても不思議に感じます。