照れ隠しの言葉
秘密のデート
パジャマでドライブ
強引だわ
信じられない
出典: パジャマドライブ/作詞:秋元康 作曲:岡田実音
人通りの少ない道を車で走りながら、2人だけの時間を楽しんでいるようです。
パジャマのままというのも、どこか特別感を感じるシチュエーション。
しかし急に目の前に現れ、強引にドライブへと誘われたことに戸惑っているのでしょう。
嬉しい気持ちがありながらも、少し怒っているような印象を受ける言葉も書かれています。
もしかしたら、恥ずかしさから生じた照れ隠しの言葉なのかもしれません。
眠れない夜に素敵なデートへと連れ出してくれたことが嬉しいと思っているのは間違いないでしょう。
無防備なデート
こんな格好のまま
連れ出されて
私はどうすればいいのよ?
出典: パジャマドライブ/作詞:秋元康 作曲:岡田実音
助手席にいるのはいつものデートのように着飾った姿ではなく、寝る前の素に近い自分。
そんな状態でどこか落ち着かない気持ちなのでしょう。
化粧もしておらず、服装もパジャマという無防備な自分の姿に戸惑いを隠せないようです。
文句を言いつつも、この状況を楽しんでいるかのように感じる歌詞。
思いがけず恋人に会えたことに喜びを感じているのでしょう。
不思議な状況
冷静さを取り戻す
冷静に考えれば
お馬鹿な話
今頃は 夢見ながら
眠ってたはず
出典: パジャマドライブ/作詞:秋元康 作曲:岡田実音
さっきまでは自分のベッドで横になって羊を数えていた主人公。
しかし、今は何故かパジャマで彼の車に乗っています。
冷静さを取り戻した彼女は、そのことにふと思いが及んだのでしょう。
唐突な彼の誘いに乗って、浮かれたように車に飛び乗ったことを可笑しく思っているのかもしれません。
今頃、自室のベッドで眠っていたはずなのに、こんな深夜に家を飛び出して彼といること。
それに対して違和感を覚えつつも、好きな人と一緒に居られる時間を噛み締めているのを感じます。
今のシチュエーションに対しての喜びとともに、どこか冷静に今の自分を客観視しているようです。
自分の性格
人を好きになると
NOとは言えないの
あなたのわがまま
聞いてしまう
魔法にかかった
マリオネット
出典: パジャマドライブ/作詞:秋元康 作曲:岡田実音
ここでは主人公が、自分の性格について言及しています。
好きになった人からの頼みを断れない自分の性格。
自覚しながらも、やはり我儘を聞いてしまう。
その性格から、今の状況が引き起こされたと感じているのでしょう。
本当は明日のことも考えて、家で寝ているべきだったのにドライブに出かけてしまった。
そんな自分がまるで操り人形のようであると自虐的に表しています。
けれど、そのことについて後悔しているような様子はありません。
どちらかというと、今の状況を楽しんでいるかのように感じます。
特別なドライブ
夜明けが近づいてくる
パジャマでロマンス
アクセル踏み
スピード出して
パパに叱られる
道を走る
いけない夜明け
出典: パジャマドライブ/作詞:秋元康 作曲:岡田実音
深夜の道路を飛ばす彼の車。
パジャマという無防備な状況もあいまって、彼の運転に危なっかしさを感じているのかもしれません。
そして、そんな危なっかしい状況下で思い出したのは父親のこと。
何も告げず自分の部屋を飛び出してきたことで、怒られるのではないかと危惧しているのでしょう。
空がだんだんと白んできて、夜が朝に変わろうとしています。
どこか背徳感を感じながら、彼との時間を楽しんでいるのでしょう。
2人だけの秘密の時間も、朝になれば終わってしまいます。
残り時間が少ないのを感じて、ふと冷静に家族のことを思い出してしまったのかもしれません。