駆け抜けた日々!
青春を感じる1曲といえば?
あなたには、青春を思い出してしまうような1曲がありますか?
例えば、部活動で頑張っていたあの頃に支えてくれた曲であったり、忘れられない恋愛をしていた頃に流行っていた曲など、誰にでも駆け抜けた日々を振り返る1曲があるのではないでしょうか。
ゆず「超特急」
2005年リリース
「超特急」は、2005年11月9日にリリースされた22枚目のシングルです。
ゆずのデビューは1998年なので、もうすぐ10周年を控え、成熟してきた彼らの音楽がギュッと凝縮された時期ではないでしょうか。
また、このシングルは、内容もギュッと詰まったものになっていて、「陽はまた昇る」との両A面シングルとしてのリリースになりました。
しかも、両曲ともタイアップを獲得し、多くの人の耳に触れる機会を得ています。
元々の人気に加え、このタイアップも功を奏し、オリコン週間チャートでは2位を記録する好成績を残しました。
そんな記録を見ても、ジャケット写真を見ても、2人からはとても成熟してきた様子が窺えますね。
次は、そんな成熟した彼らのアルバムについても紹介していきます。
アルバム「リボン」に収録
そのアルバムとは、2006年1月18日にリリースされた7枚目のアルバムである「リボン」です。
このアルバムの4曲目には、「超特急」も収録されています。
収録されたシングル曲は、このシングルのみであるにも関わらず、オリコン週間チャートでは首位を獲得しています。
全13曲中、シングル曲が1曲しか収録されていないにも関わらず、これだけの好セールスを残せるゆずは、やはり人気があると言えるでしょう。
また、初めての試みにも挑戦しているアルバムになっていて、初回限定盤にシングル・アルバムを通して初めてDVDが付属しました。
今では、当たり前のことですが、これには時代の移り変わりを感じますね。
しかし、このアルバムは決してその時代に合わせて作ったものではないことが収録曲を見ると分かります。
特に、9曲目に収録された「ダスティンホフマン」が、その良い例ではないでしょうか。
「ダスティンホフマン」といえば、アメリカ合衆国で1970年代後半から1980年代にかけて活躍した俳優です。
当時の若者は、きっと彼のことなんて知らない人の方が多かったでしょう。
それでも、彼のことを曲にして、ポップでどこかセンチメンタルな楽曲にまで磨き上げ、世に送り出しました。
これは、それだけ自分たちの音楽を信じ、聴いてくれる人を信じた結果であり、それがちゃんと好成績として残っているところがゆずの2人のすごいところです。
それでは、次に「超特急」について、さらに掘り下げていきましょう。
「あいのり」主題歌!
「恋愛観察バラエティーあいのり」
「超特急」が、タイアップを獲得した楽曲であることは前述しました。
このタイアップとは、フジテレビ系のテレビ番組「恋愛バラエティーあいのり」の主題歌起用です。
1999年からスタートしたこの番組は、通称「あいのり」と略され、当時の若者にとても人気がありました。
男女7人が、ラブワゴンという車に乗って各国を旅しながら恋愛に勤しむという番組で、その色鮮やかな恋愛模様、告白の結果がどうなるのか...番組のMCと共に視聴者までドキドキワクワクする番組でした。
かくいう筆者も、中学生の時に夜な夜な、眠い目をこすりながら見ていました。
そして、まさにこの時の主題歌が「超特急」でした!なんとも懐かしい思い出...まさに青春を振り返る1曲なのです!
「始まりの場所」も!
ちなみに、「超特急」が起用されたのは、2005年。
しかし、「あいのり」は1999年から始まっていました。
そして、実は、主題歌に起用されたのは、この「超特急」だけではないのです。
なんと初代主題歌にも、ゆずの楽曲が起用されていました!
その楽曲とは、「始まりの場所」で、1999年10月14日にリリースされた2枚目のアルバム「ゆずえん」に収録されています。
時代を越えて、同じ番組で主題歌に起用されていることからは、ゆずが長い間愛されていることがよく分かります。
それでは、そんな愛されているゆずの「超特急」の歌詞を見ていきましょう。