男子って、どうしてこう素直じゃないのでしょう。
髪を切ったことに気づいたら、もっとほめても良いんじゃない?
綺麗まではいかなくても「かわいいね」とか、せめて「似合ってるね」とか……。
彼に対して、そんな不満を持った女子は相当数いると思います。
彼女もまさにそのひとりのようですね。
照れたようにすたすたと前を歩いていく彼の背中を見つめ、ちょっとがっかり気分です。
彼はいつもこんな感じ。ホント、いつもいつも!!
ヴェールの向こうにある扉を開けよう!
※フレッシュ! フレッシュ! フレッシュ!
夏の扉を開けて
私をどこか連れていって
※※フレッシュ! フレッシュ! フレッシュ!
夏は扉を開けて
裸の二人包んでくれる
出典: 夏の扉/作詞:三浦徳子 作曲:財津和夫
でも、女子にとって「髪を切る」というのは、とても新鮮で気分が上がるもの。
すぐ先に迫った夏の気配に、短くなった髪が涼しげに揺れている様子が目に浮かびます。
そんなアガった気持ちが萎えてしまった訳ではありません。
あなたの前にある「ためらいのヴェール」を引っぺがして、その向こうにある夏の扉を開けて!
私の手を引いて扉をくぐり、ここじゃないどこかへ連れていってほしいの。
あなたが素直な「裸の気持ち」になった時、きっと夏は自ら扉を開けてくれるはず。
そんなあなたに、私も「裸の気持ち」で寄り添うから。
一緒に、心ときめく夏に包まれましょ!
そんな気持ちを表現している部分です。
女の子なら一度は憧れるシチュエーション?
道の向こうから叫ぶ彼の言葉に……!!
車が通りすぎて 二人を分けてゆく
あなたは道の向こう側
何か叫んでる
好きだよと言ってるの
まさか嘘でしょう
みんなが見てる目の前で
どうかしているわ
出典: 夏の扉/作詞:三浦徳子 作曲:財津和夫
彼はまだ、彼女の前を歩いています。
結構距離が空いてしまったようですね。車がふたりの間を通り過ぎていきます。
横断歩道で、信号が変わってしまったのかもしれません。
彼女はこちら側の歩道に立ち止まったまま。彼は向こうに渡り切りました。
行きかう車の向こうで、彼が何か叫んでいます。
「好きだよ!!!」
は? え? えっ? ちょ、ちょ……嘘でしょ??
信号待ちの人々の視線が痛い……。
なんかニヤニヤされてる気もするし、マジ勘弁してよ……。
何考えてるのよっ!!
でもこのシチュエーションって、女子なら一度は体験してみたいものでは?
絶対イヤ!! あり得ない!! というご意見ももちろんあるとは思いますが。
扉を開けた彼と共に飛び込む夏
※くりかえし
フレッシュ! フレッシュ! フレッシュ!
夏は扉を開けて
裸の二人手招きをする
※※くりかえし
出典: 夏の扉/作詞:三浦徳子 作曲:財津和夫
ここで、※及び※※部分が繰り返されますが、その間にちょっと違うパターンが挟まれます。
豪快過ぎるほどの勢いで、彼女との間にあったヴェールを引っぺがした彼。
素直な「裸の心」になったところで、夏が自ら扉を開けて「おいで♪」と手招きをしてくれています。
「二人」とありますから、彼のとんでもない(?)叫びに、彼女の心もしっかり素直になっているようです。
夏は心が解き放たれやすい季節。
ちょっとシャイな彼も、この勢いでふたりの関係をよりステキなものにしてくれることでしょう。
もちろん、彼女の努力だって必要ですけれどね!
ふたりの幸せな夏が想像できて、聴いている方も思わず笑顔になるエンディングです。
紅白出場時の髪型は…!?
「聖子ちゃんカット」がショートカットになってるー!
1981年の紅白歌合戦に出場した松田聖子を見た人は、みんな本当にびっくりしたはずです。
肩につくくらいのセミロングヘア、サイドを後ろにくるんと巻くように流す独特のスタイル。
「聖子ちゃんカット」と呼ばれるこの髪型は、10代女子の憧れでした。
髪の長さが彼女より長い・短いにかかわらず、サイドを「カールドライヤー」で巻くのはお約束。
毎朝鏡の前で格闘し、カールが決まったらそれをキープするためにスプレーをぷしゅ~、です。
当時は今よりうんと規則が厳しい学校が多く、カラーリングどころかパーマだってもってのほか!
なので「カールドライヤー」は女子の必須アイテムなのでした。
そんな憧れの「聖子ちゃんカット」が、バッサリ短くなっていたのです!!
紅白の時はこれに近い髪型
そのスタイルがこれ!!
記事の最初の方に掲載した写真と比べたら、いかに短いかが分かりますよね?
とはいえ、紅白出場時にはこれよりまだ少し長く、パーマのきついスタイルでした。
その時の写真を見つけたので、ご覧ください。
外部リンクになります。