ヴォーカル対決に大注目!
さらにポイントなのは、食卓を囲んでいるというシチュエーションではないでしょうか。
楽器隊は席につき、演奏は行っていません。そんな中、RyoとMasatoがテーブルに乗る勢いで歌い上げます。
まさにヴォーカル対決!もう二人の掛け合いにしか目が行かず、その才能のぶつかり合いにひたすら圧倒され続けます。
見終わった後は思わず「ほぅ…っ」とため息が出てしまいます。
MVには最初からMasatoの存在が示唆されている!?
以上、Masatoの登場シーンの解説でしたが、このMVの見どころはここだけではありません。
MV始まってすぐに食卓のシーンになります。そこではCrystal Lakeのメンバーが次々登場します。
メンバーだけではなく、ダンサー、仮面をかぶったホスト(のような人物)などなど、メンバー以外にも複数名が登場します。
きっとここでもMasatoを探した人は多いのではないでしょうか。
しかし、あまりに現実離れした異国の世界観ゆえ、誰が誰なのか認識するのも難しいです。
しかし、実はこの冒頭の食卓シーンでもすでにMasatoの存在をチラつかせているのです。
食卓の最も右端にいる人物が0.2秒くらいチラっと映ります。
顔は映っておらず、上半身のみですが、白いシャツを着た人物がいる事がわかります。
Crystal Lakeのメンバーは全員登場しているので、最後のこの人は一体何者?と、勘の鋭いファンなら気がついたのではないでしょうか。
そう、"Masatoはここにいるよ"、という伏線が張られているのです。
そうして、再度食卓のシーンになった時にMasatoが登場する、というドラマのようなストーリー性を持ったMVなのです。
Masatoのチラ見せシーンは、起承転結の「起」、Masatoの登場シーンは「転」といったところでしょうか。
楽曲だけではなく、映像、ストーリー、メンバーの魅力どこを見ても完璧なMVなのです。
MVの小ネタ
MVに登場する白い文鳥、実は…あの人のペット!
蛇や仮面など異国風の小物使いが見る人を楽しませてくれるMVです。
さらに、初めの方に白い文鳥も登場しています。この文鳥、実は、ギター、YDの愛鳥Torizoなのです。
ちょくちょく彼のSNSに登場しているので気がついた人も多いのではないでしょうか。
最後のクレジットにも名前が入っています。
こういう遊び心もファンには嬉しいですよね!
MVを作ったのは?
THE CIRCLEのMVの世界観をプロデュースしたのは…
このMVの制作はINNI VISIONが行っています。
なんと、バンドのMV界隈では有名な映像制作会社、maxillaから独立した映像作家なのです。
maxillaは、ONE OK ROCKやSuchmosのMVをはじめ、無印良品、Levi’s、集英社など錚々たる企業のTVCMを手掛けています。
そしてこのMVで見せてくれたINNI VISIONの実力。
ああ、maxillaからのスピンアウトなんだ。と、わかれば妙に納得してしまいます。
THE CIRCLEのMVがあんなにカッコいいのも納得
こちらは、maxillaが手掛けた、ジャンプ50周年ロゴキカクのパッケージデザインです。
MV、TVCM以外にもGRAPHICやWEBもトータルプロデュースができます。
maxillaの手にかかるとどれもかっこよくなってしまうほど、キラリとセンスが光りますね。
あのBABYMETALも!
INNI VISIONが手掛けたアーティストは、BABYMETAL、Crossfaithなどメタル系が多いです。
今のところMV制作がメインなので、好きで得意なものを手掛けたいという志があるのではないでしょうか。
バンドの良さを最大限引き出してくれる、INNI VISIONの作品はこれからも楽しみですね。
Crystal Lake、coldrain、両方ツボすぎる!
THE CIRCLEを聴いて、よりCrysral Lake、coldrainを好きになったという既存のファンもいるでしょう。
また、新たにCrysral Lake、coldrainに興味を持ったという人も多いと思います。