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2018年06月13日更新

クリープハイプ『世界観』アルバム全収録曲歌詞解説!①「手」

2/22に出された作品集(全5曲入りCD)発売記念!初のセルフタイトルとも言えるメジャー4枚目のアルバム『世界観』の全曲歌詞解説!今回は、クリープハイプの過去・現在・未来が詰め込まれたこのアルバムに収録されている曲を、ひとつずつ解説していきます。まずは一曲目となる「手」の歌詞を紐解いていきましょう!

ライブ定番曲「手と手」のアンサーソング

『世界観』のオープニングを飾るこの曲は、 今やライブフェスで定番になっている、


「手と手」 (アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』に収録)のアンサーソングになっています。


「手と手」は、”大切な人を失った”男の人の後悔が歌われているのに対し、「手」は、”大切な人を捨てた”女の人の後悔が歌われています。


今回は「手」だけの歌詞を引用して紐解いていきますが、 もう一つの曲を一緒に聴いて頂くと、この二人の歴史を覗くことが出来ます。


また違う視点でこの曲を聴くことができると思うので、 是非合わせて聴いてみてください!

一人になって気付いた後悔。

馬鹿みたいな低反発の夜を抱きしめながら

枕じゃなくて真っ暗だなとか呟いてみる

真夜中 時計の針はもう3時を指してて

馬鹿はあたしだよな なんてよくある話で笑えないよな

出典: 手/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

1番のAメロ部分です。


彼氏と別れて数日経った、女性の心情が描かれています


彼氏を捨ててから初めて過ごすひとりぼっちの夜。 ベッドに横たわりながら、なかなか寝付けず、 真っ暗な部屋の中で、情けない独り言を呟いてみる。


ふと時計をみると、時刻は夜中の3時を指していた。


一人になって気づいた無念な気持ちと、 あの時の自分を責めて、 「はぁー…あたしばっかみたい。」 と小馬鹿にしているように感じます。

でもね でもね でもね でもね でもね でもね でもね でもねの続きと

離した 離した 離した 離した 離した 離したその手の先を探した

出典: 手/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

1番のサビに当たる部分です。

クリープハイプの曲は、はっきりとは判別出来ない曲が多いので憶測です。



相手に反発してみたくなったり、
歯向かってみたくなる事って、

恋愛の中ではよく湧き出てくる感情だと思いませんか?

相手に分かって欲しくて、
理解して欲しくて言ってきた事や、

こう言ったけど、
(これには続きがあるんだよ…。)「でもね…」と

その先が相手にうまく伝わらない。

そこで諦めて、離してしまったその手を
今になって探し求めている様が見えてきます。

どんどん大きくなっていくあの日の記憶。

一瞬で消えていく思い出になれたらな

汗ばんだ手のひらからすべり落ちた記憶

本当に見えてるなら あたしには教えてよ

本当が見えてるなら あたしには隠してよ

出典: 手/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

2番のAメロ部分です。


1番では、小馬鹿にしながら、自分を笑い者にするぐらいの余裕がある様子だったのに対し、2番では、笑う事も出来なくなっています。


感情そのもののような、 汗や涙が肌を唾って溢れる寸前にまできていて、 気持ちに余裕が無くなってきている気がします。


手のひらから滑り落ちていく記憶を、 拾い集めては捨てを繰り返し、 ”本当”から逃げているように思えます。

おやすみ おやすみ おやすみ おやすみ

おやすみ おやすみ おやすみ さよなら

離した 離した 離した 離した 離した 離したその手の先を探した

出典: 手/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

2番のサビに当たる部分です。


こんな事ずーっと考えてたら朝が来てしまうと思い、
もう寝ないといけないんだから!

と思い出のアルバムから戻ってきた女性。

あなたの事なんて寝ちゃえば忘れられるんだから。
さよなら。記憶も総てさよなら。


今度は、離した自分の手の先を
探しているように読み取る事が出来るかと思います。

エイトビートみたいな私の鼓動。

こうやってエイトビートに乗ってしまう

ありきたりな感情が恥ずかしい

こうやってエイトビートに乗ってしまう

ありきたりな感情が恥ずかしいんだよ


馬鹿はあたしだな 馬鹿はあたしだったんだな

馬鹿はあたしだな 馬鹿はあたしだったんだな

馬鹿は 馬鹿は

馬鹿はあたしだったんだな

出典: 手/作詞:尾崎世界観 作曲:尾崎世界観

曲のラストに向かう部分です。


鼓動が早くなって、どんどん走っていって、

まるでエイトビートの曲に乗っているみたいに

打つ彼女の胸の内。


落ち着くことも出来ない、眠りにもつけない。

結局、朝を迎えてしまいそうな状況が、

頭の中に浮かんでしまうくらい、

女性が興奮している様子が表れている歌詞だなと感じました。

同じ音から始まる過去と今。

アルバムの幕開けを一気にアクセルを踏み込んで、
エンジン全開で走り抜けるような疾走感が気持ちいい「手」。


よーく聴くと気づく方もいらっしゃると思いますが、
使われているコードが「手と手」と同じなんです!

これは尾崎世界観がよくやっていて、
メロディーやベースラインを変えても、

耳馴染みのあるコード進行を使って、
何処かで繋がりを持たせるようにしているのであろう方法です。

本人がそう言ってはいませんが、憶測でそう感じ取りました。




聴いたことのある音を使って、過去と今のラインを結びつつ、

新しいクリープハイプの顏を見せてくれるアルバム『世界観』を、

私なりの解釈で、総て紐解いていきますので、

今後もどうぞご期待下さい!

『もうすぐ着くから待っててね』の初回盤で、「手」のライブ映像が見られます!

2/22リリースの『もうすぐ着くから待っててね』の初回盤には、『世界観』を引っさげて回った
ツアー、熱闘世界観のライブ映像がDVDとして付いています!そのDVDに、「手」も収録されていますので、是非とも観て頂きたいです!

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音楽評論家気取りの音楽馬鹿です。
歌詞の世界を紐解いて綴っています。
相棒はマーティンのジュニア。
よろしくお願いします!

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