人気アニメのエンディング主題歌!
アニメ『ハイスコアガールII』
【アンノウン・ワールドマップ】はアニメ『ハイスコアガールII』のエンディング主題歌として起用されました。
前作でも、やくしまるえつこさんが【放課後ディストラクション】という曲で主題歌を務めています。
みらいレコーズからは7インチアナログレコードとしてもリリースされています。
『ハイスコアガール』は切ない青春が描かれたアニメです。
アニメの中では大野晶(おおのあきら)というヒロインが登場します。
外見は綺麗なのに、無口であるために人に心を打ち明けられる友達がいません。
そのキャラクターとリンクするように、楽曲の中の主人公も友達がいない女の子です。
【ハイスコアガール】の原作者である押切蓮介さんもやくしまるえつこさんのことを絶賛しています。
「やくしまるえつこさんは大野晶の代弁者」と語っているほどです。
アニメも合わせて鑑賞すると、【アンノウン・ワールドマップ】の深い魅力に気づくことができるでしょう。
また、CDに収録されたYoshinori Sunahara Remixも合わせてチェックしてみてください。
相対性理論とは違ったやくしまるえつこさんの世界観を感じていただきたいです!
【アンノウン・ワールドマップ】の世界観
【アンノウン・ワールドマップ】は1人の女の子が主人公です。
主人公は恋という感情を知らずに生活を送ってきました。
そんな主人公が初恋をし、揺れ動く乙女心が歌詞に反映されている楽曲です。
【アンノウン・ワールドマップ】には普通の恋愛曲とは違う所があります。
それは主人公が「ぼっち」だという点です。
普通の恋愛曲は爽やかな青春の日常にスポットが当てられています。
しかし、【アンノウン・ワールドマップ】は主人公の心境だけで歌詞が完結しているのです。
ぼっちであるゆえに、第三者は一切登場してきません。
そんな風変わりな恋模様を描いた【アンノウン・ワールドマップ】の歌詞を読み進めていきましょう。
1番の歌詞の意味
曲名の意味
(Unknown World Map World Map)
(Unknown World Map World Map)
出典: アンノウン・ワールドマップ/作詞:ティカ・α 作曲:ティカ・α
歌い出しは英詞から始まります。
日本語に訳すと「未知の世界地図」という意味です。
曲名の意味も同じになります。
恋という初めての感覚を手に入れた主人公。
これからどうやって恋という道を進んで行けばいいのか。
それは世界地図の中にも描かれていません。
まさに、主人公は未知の世界へと足を踏み入れようとしているです。
恋に関心がない
星に願いをかけたりしない
もしも願いが叶うならなんて思わない
出典: アンノウン・ワールドマップ/作詞:ティカ・α 作曲:ティカ・α
主人公はこれまで恋をしたことがありませんでした。
夜空を見上げて好きな人を想ったり、誰かと付き合っている姿を妄想したこともないのです。
恋に関心がないといった方が適切でしょうか。
無駄に感情を消費するものだとしか思っていないようです。
先生も教えてくれない
点数じゃ推し量れない
羨望の眼差しはいらない
はじめてのラブだった
出典: アンノウン・ワールドマップ/作詞:ティカ・α 作曲:ティカ・α
当然、主人公も「恋」という単語は知っています。
しかし、恋とはなんなのかを学校では教えてくれないし、恋に関するテストがあるわけでもありません。
恋をしている同年代の女の子を羨ましいと感じたこともないのでしょう。
主人公にとっての恋は未知の感情なのです。
そんな、主人公もついに初恋をしてしまいます。
恋のおまじない知らない
ガールズトークしたことない
チュートリアル始まらない
はじめての地図だった
出典: アンノウン・ワールドマップ/作詞:ティカ・α 作曲:ティカ・α
これまで恋に関心を持たなかった主人公。
恋を叶えるための占いやおまじないなどは当然知りません。
本来ならば、そういったことは周りの女友達から知るものですよね。
しかし、歌詞を見る限り主人公に友達はおらず、いわゆる「ぼっち」であることがわかります。
恋をしたものの、そこから先はどう進んで行けばいいのかわからず、頭を悩ませているのでしょう。
ここでようやく、この楽曲のテーマが「ぼっちの初恋」だということがわかります。