BABYMETAL「メギツネ」


「萌え」やアイドル要素を感じさせながらも、赤と黒のゴシックパンク風ファッションに身を包み、豪快に、時に繊細にダンスを披露するBABYMETAL

彼女らの楽曲「メギツネ」は、ちょっと深みのあるオトナな作品です。バッキバキのヘヴィメタル全開のバックグラウンドとピコリーモテイスト、そしてアイドルのようなはしゃぎっぷりにつややかな日本文化。そんな相反するエッセンスを数分の中に閉じ込めたような曲だといえます。

それでは早速聴いてみましょう!

PVはこちら

サビ前からサビの哀愁メタル感がたまらなく気持ちいい一曲。日本の有名な歌曲「さくらさくら」をベースとした間奏のスクリームとリフの深い溜めも印象的です。

このPVの面白さはお祭りテイストのメロ独特のダンス日本の文化を盛り込んだところにあるといえるでしょう。とくにダンスのちょこちょことした可愛さと、メインボーカルのSU-METALさんが演じる黒髪美人のカッコイイシーンとのギャップが素晴らしいですね。ぜひそのおキレイな髪を華麗に振り乱していただきたいです。

併せて聴きたいヘヴィメタルバンド

"Moetal"と称したくなるようなヘヴィメタルアイドルグループ・BABYMETAL。可愛いだけじゃない彼女らになぜか目頭とメタル魂が熱くなる「KARATE」に関する情報を、ヘヴィメタルのテイストをたっぷり含んだコンテンツに仕上げました。メタラーさんも見てね!

それでは今回も上記の「KARATE」詳細記事に引き続いて、BABYMETALとあわせて聴いておきたいヘヴィメタルバンドをピックアップしてみます。今回は日本のバンドから2つ!

日本文化の要素を出しまくった曲というのはありふれていますが、ヘヴィメタルというジャンル縛りにすると意外とあまりないような気もします。

陰陽座

楽曲的にというわけではなく、「メギツネ」のPVのエッセンスだけで連想してしまうだけなのですが、ヘヴィメタルバンド「陰陽座」もぜひおさえていただきたいです。

以下YouTube動画は「甲賀忍法帖」という、同タイトルの小説とアニメ「バジリスク」の関連曲。

陰陽座もJudas Priestなど王道ヘヴィメタルバンドのエッセンスをたっぷり盛り込みつつ、独自の世界観を確立しています。

LOUDNESS

「メギツネ」でいちばん感じるのはARCH ENEMY(上部リンク・本サイト「KARATE」のコンテンツにてご紹介)の哀愁メタル感。

しかし他のヘヴィメタルバンドの要素を挙げるとしたら、クサメタル&超テクニカルバンドでお馴染みのLOUDNESS楽曲「S.D.I」の疾走感を連想せずにはいられません。同じ日本のバンドですし、LOUDNESSのリフをリスペクトして真似したアーティストもたくさんいます。

これに打ち込み音をピコピコと重ねれば、少々「メギツネ」に近くなるような気もしますね。

実際「S.D.I」と全く関係なかったとしても、激しいドラミングや刻み、変調などは、王道ヘヴィメタルではよく聞く様式なのです。それをふまえて曲作りがされているBABYMETAL、やはり最高です。

海外の反応


日本よりも海外で人気のあるBABYMETALですが、「メギツネ」の評価もやはりプラスのものばかり

以下、「メギツネ」のYouTube動画ページ下のコメント欄からいくつかピックアップして意訳してみました。

  • 「とっても可愛かったけど、美しい女性に成長したね。それでもBABYMETALは素晴らしい」
  • 「こういうのめっちゃ嫌いなんだけど、なんか面白いと思うようになってきた。メタルゴッドのお慈悲かな」
  • 「『ギミチョコ‼』より断然いい」
  • 「日本語喋れたらなあ…」
  • 「コレはバックグラウンドにメタルのあるJポップだ」