彼女にはまっている彼
わがままさえ愛おしい
劣等感を逆手にとって
わがままばかりの君が
隠し持った母性本能は凄い
出典: シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
そして、2番へ。
女性の狡猾さというか男を操る上手さが表現されています。
「わたしなんか、、」なんていう健気な女性に男性は「そんなことないよ!」なんて言って、フォローしたり何でも言うこと聞いちゃうんじゃないでしょうか。
しかし、手玉に取っているのは女性の方で、うまく男性は転がされているのです。
彼女は愛想が悪いばかりでなく、わがままでもあります。
周囲がやめておけ、というもの納得です。
しかし恋に落ちてしまった彼には、そのわがままさえも愛おしく感じるのでしょう。
そしていつもわがままをいっている彼女は、ふとした時に母親のような愛に満ちた行動をするのです。
愛想がない彼女がふと笑顔を見せたように、ここでも彼女のギャップに惹き付けられています。
たまに見せる優しさだからこそ、彼にはとても素敵に感じるのではないでしょうか。
彼の妄想
ねえ 変声期みたいな吐息でイカせて
野獣と化して Ah Ah
出典: シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
なんだかエロい歌詞です。
なんかこう声が裏返っていく的な感じでしょうか。
ミスチルの曲って結構大人っぽくてエロを連想させるような歌詞が上手に盛り込まれています。
それでもいやらしくならないのは桜井和寿のすごさなんですけどね。
ミスチルのセクシーさは、歌詞の中に少しだけのぞかせるエロティシズムにあるようです。
この歌詞は彼女へ思いを寄せる彼の妄想の部分です。
恋に落ちる不思議
彼女と結ばれたい
何遍も恋の辛さを
味わったって Ah
不思議なくらい人はまた恋に落ちてゆく
運命のイタズラってやつも考慮して Ah
照準を絞って ステップアップしたい
そう祈って眠るだけ
出典: シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
人間は諦めない生き物です。
「もう恋なんてしないなんて言わないよ 絶対」
なわけです。傷ついても傷つけてもまた恋してしまうんですよね。
それでもやはり同じ過ちは繰り返したくないからより良い恋愛に向かっていきたいですよね。
でも、それってすごく難しいことです。
運命のイタズラまで考慮できちゃったら面白くないような気がします。
その難しさも恋愛の醍醐味ではないでしょうか。
彼女はなかなか振り向いてくれませんが、それでもどんどん好きになっていくのでしょう。
辛い恋なんてやめた方がいいと理解してはいるのだけれど、それでも人は恋に落ちてしまいます。
運命のイタズラが彼女と自分を上手くいかないように仕向けている…。
彼はそう思うことにしたようです。
だからこそ、もっと自分の恋の照準を彼女に絞って関係をステップアップさせたいのでしょう。
そうは思っても、なかなか実行できず彼女といい関係になれるように祈りながら眠りにつきます。
はるか昔から恋とは迷宮である
アダムとイブの時代から
Ah 流れてくる我らの血潮
Um 愛の神秘に魅せられて
Ah 迷い込む恋のラビリンス
(シーソーゲーム)世界中の誰もが
(シーソーゲーム)業の深い生命体
(シーソーゲーム)過ちを
繰り返す 人生ゲーム シーソーゲーム
出典: シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
人間そのものを歌っている歌詞がここで出てきます。
繰り返したくなくてもやっぱり同じ過ちって繰り返してしまうんですよね。
でも、それの積み重ねで今の僕らが存在しているわけですし、そこにはたしかに計り知れぬほどの業は積まれているように感じます。
恋愛はもはや人生であり、それがこれからも続いていくんだなと教えられるような歌詞になっています。
人類誕生の昔から、人は恋に悩まされてきたのです。
恋は時に罪になり、恋は時に業となります。
それでも人はずっと恋を繰り返してきました。
だから、今の自分が恋に悩み奮闘しているのも当然のことだ、といいたいのでしょう。
諦められない恋
恋なんて言わばエゴとエゴのシーソーゲーム Ah
図に乗って君はまたノーリアクションさ
何遍も恋の苦さを
味わったって Ah
不気味なくらい僕は今恋に落ちてゆく
愛想が尽きるような時ほど
She So Cute Ah
お望み通り Up Side Down
勇敢な戦士みたいに愛したいな Fu…
出典: シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿