まさかというようなことを
次々と繰り返してきて まだ
追い越せない 届けたいの
そう Sweet Refrain
そう Sweet Sweet Refrain
出典: Sweet Refrain/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
今まで成し遂げてきたことが無駄だったと思うこともあるかもしれません。
奇跡も無意味だったと挫けそうになることもあるかもしれません。
それでも届けたい。
そんなストレートで前向きな強い気持ちが伝わってきます。
それほどまでに届けたい「Sweet Refrain」とは一体何なのでしょうか。
次の謎を見てみましょう。
『Sweet Refrain』
二つ目の謎について、まず、2つの解釈を紹介したいと思います。
心地の良い音楽
refrainは英語で繰り返しを意味しますが、音楽用語にも「リフレイン」という言葉があります。
短いフレーズ(メロディ)を繰り返す技法のことです。
「Sweet Refrain」にも特徴的なリフレインが使われています。
注意深く聴いてみると、イントロで同じフレーズが繰り返されているのに気がつきませんか?
これがリフレインです。
なんだか可愛らしくて、ワクワクするような気分が上がるフレーズですね!
まさに、「心地の良いリフレイン(=Sweet Refrain)」
それは、直接的な意味ではPerfumeにとっての「音楽」だと考えられます。
この曲のような「心地の良い音楽」を届けたいのだと。
しかし、より抽象的に「感動」や「喜び」といった感情と解釈してもいいかもしれません。
まさかというようなことを
次々と繰り返してきて まだ
追い越せない
出典: Sweet Refrain/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
それでも届けたいと思うPerfumeにとっての「音楽」のようなものがあるのだとしたら…
それがその人にとっての「Sweet Refrain」と言えるのではないでしょうか。
曲の始めから終わりまで延々と繰り返される「リフ」が、届けたいという想いをより強く感じさせます。
甘く優しい言葉
詩にもリフレインという技法があります。
同じ言葉を繰り返して、意味や感情を強調するテクニックです。
この曲の最後に
Refrain Refrain Refrain
Refrain Refrain Refrain
出典: Sweet Refrain/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
と、甘く優しい声でささやくように何度も繰り返す部分があります。
とても印象的なシーンです。
この「Refrain」を「繰り返し強調された言葉」と解釈したとしたら。
こんなに強調してまで届けたい言葉。それは、
「甘く優しい言葉(=Sweet Refrain)」
この言葉の具体的な内容は、あまりにも情報が少ないので想像するしかありません。
しかし、好意的な言葉には違いないだろうと思います。
「キミ」を好きだと想う気持ち。
それが、届けたい言葉であり届けたい想いなのではないでしょうか。
2つのテーマと2つの『Sweet Refrain』
それでは、二つ目の謎解きをしましょう!
1番と2番では「Sweet Refrain」の意味が異なる、と解釈してみました。
1番では「あの日見た夢」のように「心地の良い音楽(何か)」を届けたい。
2番では「キミ」に「甘く優しい言葉」を届けたい。
そう歌っているのではないのでしょうか。