マカロニえんぴつ【MUSIC】歌詞の意味を解説！愛や夢があるなら分かる！？グッドミュージックって何？

マカロニえんぴつの音楽はなぜこうもじんわり心に響くのでしょうか。

そう思わせてくれる「MUSIC」。

直球すぎるタイトルがぴったりなほど、音楽ファンに愛される名曲です。

そのライブ映像はmurffin discsの公式YouTubeチャンネルにアップされています。

そのうちボーカル＆ギターのはっとりさんが観客に語りかけるMCにもご注目ください。

後ほどこの点についても説明します。

ちなみにmurffin discsは渋谷にあるライブハウス「エッグマン」主宰のレーベル。

インディーズ時代にsumikaやAnlyさんも所属していたので、「マカえん」もますますの活躍が期待されますね。

そんな彼らの音楽愛に満ちたこの曲。

たっぷりと歌詞を解説していきます。

この曲は3番まであるので、まずは1番からチェックしていきます。

最初のパートで歌われているのは夢と現実について。

その現実を象徴するのがお金です。

夢ばかり追いかけると生活がままならなくなり、お金のことだけ考えると疲れがち。

あなたにとって優先順位はどちらが高いでしょうか。

若い時ほど夢を重視し、大人になるにつれて現実を直視する機会が増えた。

そんな方も多いでしょう。

この歌物語の主人公は、どうやら物理的な現実よりも優先すべき何かがあるようです。

理想や目標、憧れ、大好きなこと。

具体的に何をしているのかはまだ明らかになっていませんが、そのせいで経済的に裕福とは言い難い状況です。

食べることも、遠くへ出かけることもままなりません。

それでも基本的に大丈夫になる目安の方法が分かったわけですね。

それが、ふざけること。

確かに理想を追い求めて貧乏な時に、生活費がないと真剣に悩んでみても、ますます大変になるばかりです。

おちゃらけるだけでは問題が生じるかもしれませんが、ひとまず明るい気分で過ごすに越したことはありません。

続くパートをまとめると「人生を輝かせる為に歩いて遠くへ出かける」という話になります。

言葉の選び方や表現の仕方がじわじわ突き刺さる、絶妙なテイストですね。

これも主人公の身につけた楽しく生きる方法かもしれません。

鳥のような翼も、飛行機代もないけれど、徒歩なら交通費はかからない。

もしかしたらこうした発想そのものが、既に遠くへ出かけることになっているような気もします。

冒頭のパートでは主人公の理想は明記されていないとお伝えしました。

ただ、この歌の主人公は作詞作曲もボーカル＆ギターも担当されている、等身大のはっとりさんかもしれません。

決して資産家ではないミュージシャンの希望の光が見えてきました。

ここはもう、世界に旅立ったと考えられるほどスケールの大きな話です。

どんな大富豪でも病気やケガを抱えながら生きるのはやはり大変でしょう。

あるいは気分的に落ち込んでいると、まわりに対してネガティブな態度をとってしまうかもしれません。

ミュージシャンとしての人生を輝かせるためには、何より愛が大事。

そんな基本姿勢が垣間見えます。

これは貧富の差や職業に関わらず、この曲を聴く方すべてに当てはまるメッセージではないでしょうか。