【SPYAIR/I Wanna Be…】TVアニメ「銀魂」OPテーマ曲のMVは埠頭で深夜に撮影!の画像

SPYAIRが初めて銀魂に曲を提供したのは、期間生産限定盤に収録されている「サムライハート」でした。

続いて2年後の「銀魂’ 一国傾城篇」では「サクラミツツキ」

その年に放映された映画「銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ」では「現状ディストラクション」主題歌となりました。

そして今年は銀魂ファン待望のバトルゲーム「銀魂乱舞」のテーマ曲として「スクランブル」が。

というわけで期間生産限定盤の「I Wanna Be...」はSPYAIRアニメ銀魂のつながりをまとめた1枚なのです。

【SPYAIR/I Wanna Be…】TVアニメ「銀魂」OPテーマ曲のMVは埠頭で深夜に撮影!の画像

銀魂の声優が一堂に会するイベントSPYAIRがゲスト出演したことがあります。

実は筆者、そのイベントを観に行っていました!

アニメ映像とメロディラインと歌詞のマッチングが素晴らしいのはもちろんのこと。

それ以上に「パワフルなのに繊細」なSPYAIRの演奏に感動しました。

アニメ映像と曲の融合も楽しんで!

「I Wanna Be...」がオープニングとして使用されているのは「銀魂 銀ノ魂(しろがねのたましい)篇」

テレビ東京系列では毎週日曜日の深夜1時35分から放送されています。

これからご紹介するMVと、アニメのOP映像、印象がどう異なるか比べてみてくださいね。

「I Wanna Be...」のMVにもうひとりのIKE

「I Wanna Be...」のMVは「SPYAIR Official YouTube Channel」にて公開されています。

現在のところ、1分33秒のショートバージョンのみ。

どういった内容になっているのでしょうか?

真夜中の撮影

このMV真夜中の埠頭で撮影されたそうです。

平たい倉庫が道の両脇に伸び、月も星もない黒い夜空が見えています。

メンバーは全員モノトーン寄りの服装で、映像全体を通して鮮やかな色が映りません。

色彩があるとすれば、橙色の照明ぐらいでしょうか。

ボーカルのIKEのみが白いTシャツを着用し、光を跳ね返しています。

SPYAIR、参上

イントロはディストーションがかかったギターの音からスタート。

ドラムの低音が滑り込み、ゴリゴリなロックテイストといった印象を受けます。

そしてメンバーの足元が映りこむと一転、クリーンなギターの音が流れ出します。

前方にはオレンジ色のライト、彼らの影は前方に伸びていることから、後方からも照明が当たっていますね。

真夜中の静けさの中に突如として現れたヒーローのように、明るく映し出されます。

人の息遣いは感じられるけれど

IKEの透明な歌声が静かに歌詞をたどっていくA・Bメロ。

倉庫街に置かれているさまざまな「もの」にカメラが向けられます。

暗い色の自転車は、打ち捨てられているというほど錆びたりはしておらず、比較的キレイ。

サドルの皮もピンと張っています。

その奥には緑色のゴミ箱や、黒いゴミ袋。散らかっている印象はありません。

壁に貼ったチラシは風になびいていたり、剥がれていたり。しかし汚れていない。

そして再びバンド全体を映し出す映像の中には、木製のベンチが複数。自転車も2台あります。

赤い消火栓も看板も、照明のせいかくすんで見え、やっぱり色がない。

撮影は真夜中に行われたそうですが、まさにこのMVは「夜中」のイメージです。

人々が寝静まり、人がいた時間のまま全てが一時停止し、朝が来るのをじっと待っている

深い考え事をしている最中のようにも感じます。

もうひとりの自分

IKEの隣に置かれた脚立。そこに、もうひとりのIKEが腰を下ろします。

白いTシャツのIKEとは対象的に黒いトップスを着用し、体は半透明

一体なにを表現しているのでしょうか。

歌詞に込められた理想の自分