次世代ファンクの担い手 BRADIO

ファンキーなメンバー

BRADIOは3人組のロックバンド

一応、ジャンルに分けてしまえば「ロックバンド」なんでしょうが、ヴォーカルワークやサウンドからはソウルやファンクの影響も強く感じます。

実際、ファンのことをFPP=Funky Party Peopleなんて呼んじゃうくらいですから、ファンクのエッセンスがあることは間違いありません。

編成こそロックバンドのそれですが、要は踊れるサウンド鳴らすファンキーな3人、というわけ。

真行寺 貴秋(しんぎょうじ たかあき) - ボーカル
大山 聡一(おおやま そういち) - ボーカル、ギター
酒井 亮輔(さかい りょうすけ) - ボーカル、ベース

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BRADIO

そして、そのファンキーなメンバーがこちら。

真行寺貴秋のヴォーカルは、時にほとばしるほどソウルフルなのに、時に繊細なファルセットも使い分ける技巧派です。

落ち着いた曲調のファルセットは最高にセクシー、かと思えばダンスナンバーのシャウトは最高にファンキー。

ついでに言えば髪型まで超ファンキー。顔も濃いときたもんだ。もはや無敵。

そして、BRADIOのタフな楽曲を支えるのがgt.大山とba.酒井。

出るところで出る、他を引き立てる時は引き立て役に徹する切り替えが光るバンドです!

メンバー脱退を乗り越え

2010年 真行寺(ex/The Movie Archives)、田邊(ex/The Movie Archives)、大山、酒井、北澤雄大によって結成。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/BRADIO

2010年の結成当初は5人だったBRADIOですが、2012年にはgt.北澤雄大が脱退し、gt.一本の編成にシフト。

その後は4人態勢でしばらく活動していましたが、メジャーデビュー直後の2018年1月にはdr.田邊有希が脱退。

現在の3人編成になりました。

2015年くらいからメキメキと頭角を現したバンドだけに、このdr.田邊脱退の告知には多くのFPPが衝撃を受けました。

それでも、メジャー第2弾となるシングル「きらめきDancin'」では80年代を彷彿とさせるファンクを炸裂させた彼ら。

新曲を引っ提げ、2018年の6月以降にはツーマンライブ企画「ALIEN CIRCUS 2018」を予定しています。

メンバー脱退を乗り越えて、全国のFPPを躍らせにBRADIOがやってくる!

「真っ赤なカーチェイス」…?

文法がおかしい

さて、いよいよ今回紹介する楽曲「真っ赤なカーチェイス」を取り上げていきましょう!

いや、でも、その前に。

「真っ赤なカーチェイス」って、どういうこと?カーチェイスに色なんてない!文法がおかしい!

けれど、それでいいんです。「真っ赤なカーチェイス」…すごく引き込まれるタイトルだと思いませんか?

真っ赤な色がイメージさせるのは情熱でしょうか。そこに「カーチェイス」というワードがもつスリリングなイメージがプラス。

日本語としてはおかしいんだけれど、なんとなくスリリングな恋の駆け引きを匂わせるような。

でも、中身のことは一切わからないから気になる!「聴く気にさせるタイトル」というやつです。

MV

曲の中身が気になってきたところでMVをどうぞ!

しっとりとしたイントロ。ほんの少しの哀愁が混じる真行寺のファルセットが引き立ちます。

と、そんなところに急展開。ホテルらしきところのベッドで寝ている大山、寝返りを打って…あれ?隣にいるはずの彼女がいない!

慌てて布団をめくると、そこには脱ぎ捨てられた服と、置き去りの指輪。部屋を飛び出しますが、廊下に人影はありません。

彼女は真っ赤なワンピースに身を包んで真行寺と真っ赤なスポーツカーに。

大山も車を走らせ、彼女を追いかけますが…果たして、彼女を見つけることはできるんでしょうか?

そして、気になる結末は…?

ぜひ、MVで確かめてみてください!

ストーリー仕立て

「真っ赤なカーチェイス」のMVはタイトルの通りスリリングにストーリーが展開するドラマ仕立て。

BRADIOの歌詞「なるべくストーリーを持たせるようにしている」と真行寺がインタビューで語ったことがあります。

歌詞にもストーリーがあるからこそ、ドラマ仕立てのMVがとてもよくマッチしています。