【真っ赤なカーチェイス/BRADIO】怒涛の展開に目が離せないドラマ仕立てのMV・歌詞の意味を解釈！

それでは、そんな「真っ赤なカーチェイス」、この曲はいったいどんなストーリーなのか？

歌詞を解釈してみたいと思います。あくまでも筆者個人の解釈ですが、BRADIOの世界観を理解する一助になればと思います。

「僕」は「君」にありったけの愛情を注いでいたようです。形あるものも、形ないものも。

それなのに「真っ赤なあいつ」のところに君は行ってしまう。つまり、三角関係。

オーバードライヴとは、自動車の用語で高速走行用のギアを指します。

「なんであいつと」「あいつの方が良かったのか？」そんな気持ちがグルグル、すごいスピードで渦巻いているようです。

君までたどり着くことができれば、ゲームセットなのに…

でも、その思いを伝えることができない。

レースで走る前の車の煙が見えるくらい、チャンスはありそうなのに届かない。

もどかしいけれど、もどかしく感じただけ、思いは加速度的に強くなる一方。

そんな様子を、デッドヒートを繰り広げるカーチェイスになぞらえているんですね。

これが車なら、エンジンは唸りを上げるくらい回転してるほどに気持ちは燃えてる。

届きそうで届かなくてもどかしい、でも「チャンスがあるかも」と思える恋愛って、振り回されてもどこか楽しいもの。

むしろ何気ない会話を重ねたり、いっそ姿を見るだけでも、どんどん好きになっていったりすることだってあります。

でも「君のセンターライン越えるオーバーラン/大胆見せつける」。

越えられなかったボーダーラインをついに越えて、大胆にアプローチ。「僕」はこのチャンスをモノにできるんでしょうか？

ようやく君を連れ出して、デートに行くことに成功したのかもしれません。

でも、あーしてもこーしても、できる限りのアプローチをするんだけど「真っ赤なアイツが追い越せない」。

君の心をアイツから引き離して、手に入れることは叶わなかったみたいです。

「僕」は、この恋を諦めてしまうんでしょうか？それとも、思いを捨てきれずに、アイツとのデッドヒートを繰り広げるんでしょうか…？

いかがだったでしょう？

「真っ赤なカーチェイス」は、カーチェイスのスリリングな感じと、三角関係の恋が持つひりつく駆け引きをうまくミックスした内容になっています。

歌詞の中にひとつのストーリーがあるので、物語を読むように次の展開が気になりますよね。

最後のビッグチャンスを実らせることはできませんでしたが、それも三角関係の恋だからこそ、と言えるでしょう。

別な人に恋してる人を振り向かせるのって、そんなに簡単には行かないですからね。

今回紹介した「真っ赤なカーチェイス」はアルバム「POWER OF LIFE」に収録されています。

「真っ赤なカーチェイス」は夜の街を匂わせる（実際にMVも夜のシーンが多いですよね）オトナな楽曲です。

が、アルバムにはこれ以外にもキラーチューンが満載！

シングルからはダンサブルな「オトナ HIT PARADE」と、アニメ「デス･パレード」OP曲になった「Flyers」が収録。

他にもラテンの匂いがするアップチューン「スパイシーマドンナ」やサビの「Shake it!」でフロアに火がつくこと間違いなしの「腰振る夜は君のせい」などなど。

もはやハズレなしと言わしめるような、豪華な内容になっています。必聴の1枚！

すでにFPPのアナタはもちろん、BRADIOを知らなかったけど、ちょっと気になり始めてるアナタも。

BRADIOは年間100本を越える場数を踏む本物のライヴバンド。

高いライヴパフォーマンスにも定評があることで知られています。

だからぜひ、ライヴハウスで彼らの姿を観に。そして彼らの音に酔いに・踊りに来てみてください。

心奪われること請け合いです！