DIR EN GREY【The Insulated World】全13曲の全貌を徹底解説します！

「人間を被る」の世界観が伝わります。

散りばめられたモチーフが展開していくさまに隙がなく、完成された映像作品となっているのです。

人間が輪切りになる描写が壮絶で、息を飲みます。

それにしても松ぼっくりが広がる映像がユニークですね。

短めな楽曲が中心でメタル的というよりはハードコア的な作風です。

今までの「DIR EN GREY」になかった新境地を開拓しています。

短い中にも起伏がきちんとあるので単調さは感じません。

むしろあっという間という印象です。

このアルバムを引っさげて巡るツアーはどのようなものになるのでしょうか。

楽しみで仕方ありません。

冒頭でアルバムタイトルに触れましたが、隔離された世界は確かに閉ざされています。

しかし、外界との交流が断たれているからこそ独自に進化できるともいえるのではないでしょうか。

「DIR EN GREY」の音楽はその閉ざされた中にあり、入ってきた人にしか聴くことができないのかもしれません。

独特の世界観を作り上げた彼らだからこそ、このようなアプローチができるのです。

最後に「DIR EN GREY」にも大きな影響を与えたといわれている「X JAPAN」の記事をご紹介。

こちらも併せて楽しんでいただけたらと思います。