強がりの言葉
失恋 ありがとう 強がって言わせて(ラララ…)
さあ前を向いたら ゆっくり忘れよう(ラララ…)
出典: 失恋、ありがとう/作詞:秋元康 作曲:村上遼
そうはいってもすぐに新しい恋に向かえるわけではありません。
だからこそ、失恋したということを前向きに受け止めることで悲しみを軽減させているのでしょう。
「ありがとう」という感謝の言葉に含まれているのは単純な感謝の気持ちだけではありません。
そこには自分は大丈夫だと強がる気持ちも存在しているのでしょう。
好きな人に対して自分の悲しむ姿を見せることが悔しいと思っているのです。
だからこそ「ありがとう」という言葉で前向きに捉えようとしています。
そしてそうやって本当の意味で前向きになれれば、失恋の悲しみも忘れていけると分かっているのでしょう。
忘れられない
失恋 バカヤロー 忘れられるわけない(ラララ…)
ホントは ホントは 今でも大好きだ(ラララ…)
出典: 失恋、ありがとう/作詞:秋元康 作曲:村上遼
ここでは今まで強がっていた主人公の本音が爆発しています。
終わってしまったこの恋が、彼女にとってどれだけ大きなものだったのか伝わる言葉たちです。
前向きに未来のことを考えて忘れようと考えていた主人公。
しかし心の中にはまだ彼との思い出が沢山詰まっているのでしょう。
そしてその思い出はどれも大切なものばかり。
どこか冷静にも感じられた今までの言葉たちですが、ここでは感情を爆発させています。
忘れられないと認めて、今でも彼のことが好きでたまらないという気持ちを言葉で表しているのです。
今でも好きな気持ちが収まらないほどに、彼女はこの恋に本気だったのでしょう。
「ありがとう」と口では言いながらも、失恋して悲しくて悔しいという気持ち。
失恋しても強がりたい女心を、分かりやすく描いた秋元康の手腕が光る歌詞の世界観でした。
まとめ
今回はAKB48の57枚目シングルの表題曲「失恋、ありがとう」をご紹介しました。
そこに描かれていたのは失恋した女性の複雑な心境。
恋ができたことへの感謝の気持ちと苦しい気持ちがない交ぜになった心境が事細かに伝わってくる歌詞でした。
今回の記事、気に入っていただけたでしょうか。
最後に、この記事を最後まで読んでいただいた方におすすめの記事を紹介させていただきます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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