'MARIA' 誰も皆泣いている
だけど信じていたい
だから祈っているよ
これが最後の恋であるように
出典: M/作詞:ayumi hamasaki 作曲:CREA
曲が一段と盛り上がる箇所ですね。
「MARIA」に向けて祈っていたのはこの最後のフレーズではないでしょうか。
出会いを経験した人はみんな、この人が運命の人であるように願っています。
けれど、さまざまな理由によって別れを経験し涙した経験を持ちますよね。
それでもまだ私には運命の相手がいると信じていたい。
だからこそ、この恋が「最後の恋=運命の相手との恋」であるようにと願うのです。
しかし先に結末を見てしまえば、浜崎あゆみと松浦氏は破局しています。
つまり、「身を滅ぼすほどの大恋愛」を終えた後にこの願いを綴っているということ。
こう考えれば、「いましている恋愛が最後になるように」という希望に満ちた願いではないといえるでしょう。
むしろ「もうこんな恋愛はしたくない」という否定的な感情をもとにした願いと捉える方が自然かもしれません。
はたまた、「松浦氏との大恋愛を超える経験はこの先の人生でできないだろう」という未来予想でしょうか。
真意は浜崎あゆみにしかわかりません。
しかしたった1フレーズだけでそこに込められたたくさんの感情を推測できる表現は魅力的です。
こういったポイントも、この楽曲がリスナーの興味を惹きつけている理由の1つでしょう。
始まりと終わりは
理由なく始まりは訪れ
終わりはいつだって理由をもつ…
出典: M/作詞:ayumi hamasaki 作曲:CREA
「好き」に理由は要りません。でも「嫌い」には「なぜ嫌いなのか」という理由を求められます。
それと同じように「出会い」や「始まり」には理由なんてものは関係ないのに、全ての終わりには理由を求められてしまう。
とても真理をついた言葉をラストに持ってくるのが印象的ですね。
松浦氏との関係もこうだったのかもしれません。
最初は自然に惹かれ合った2人。まさに「気がついたら好きになっていた」という状態でしょう。
しかし終わりは、「気がついたら嫌いになっていた」から別れたのではありません。
そこには明確な理由があって、だから別れを選択したのです。
きっと浜崎あゆみと松浦氏だけではなく、多くの恋愛にも共通することなのでしょう。
多くの人が共感できるフレーズが、楽曲最後に強烈なインパクトを与えます。
まとめ
いかがでしたか?
出会いや別れをただ単調に当事者として「嬉しい」や「悲しい」と歌うだけなく、大きな視野で見つめ歌った「M」。
「MARIA」から見た私たちを歌ったようにも感じますね。
総売上枚数が5000万枚を超えるソロアーティストとしての快挙を達成した浜崎あゆみ。
TVなどの露出も増え再び注目された今、アーティストとしてもますますの活躍を期待したいですね。
こちらもおすすめ
本記事を読んで「浜崎あゆみの楽曲をもっと知りたい!」と感じた方へ。
OTOKAKEでは他にも、浜崎あゆみの楽曲を解説した記事を多数掲載していますよ。
いくつかご紹介しますので、ぜひ本記事とあわせてご覧ください。
PVに注目!
楽曲制作はもちろんのこと、演出や衣装など視覚的な部分でもリスナーを楽しませてくれる浜崎あゆみ。
こちらの記事では、そんな浜崎あゆみのこだわりがたっぷり詰まったPVをランキング形式でご紹介しています。
ぜひその映像とともに楽曲をお楽しみください。
浜崎あゆみのPV人気ランキングを発表!1位はあの曲!?DVD&YouTubeも紹介♪ - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2018年にデビュー20周年を迎える浜崎あゆみさん。今回は国民的歌姫の名曲PVをランキング形式で発表していきたいと思います。
おすすめバラード
盛り上がる楽曲やカッコいい楽曲もたくさんリリースしていますが、同じくバラードも数多く発表してきました。
人を愛する気持ち、別れに直面した寂しい気持ち、誰かへの感謝の気持ち。
そんな気持ちを綴った歌詞は、多くの共感を集めています。
浜崎あゆみのしっとりとした魅力を存分に味わってみてください。
【浜崎あゆみ】バラードのおすすめ人気ランキングTOP10!ファンが激推し☆ヒット曲から隠れた名曲まで - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
浜崎あゆみといえばキラキラなポップチューンや力強いロックナンバーも有名ですが、しっとりとした名バラードを多く発表してきました。今回は誰もが認めるヒット曲と、派手さはないながらもファンが愛する名曲合わせて10曲を選びました。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね