昔聴いていたラジオを懐かしんでいる?

ラジオが国民的娯楽だったのはかなり以前の話。

それからテレビが台頭し、現在はインターネットも活発になってきました。

歌詞の主人公は今でもラジオを聴いているかもしれません。

しかし、昔ほどは頻度は多くないのでしょう。

だからこそ、ラジオへの感謝を歌っているのではないでしょうか。

世間的にも、自分の中でも以前のような活気を失っているラジオ。

そんな少し寂しい気持ちを自分自身で感じ取り、感謝が溢れているように聴こえます。

今は前ほどお世話になっていないラジオ。

しかし、今の自分をつくりあげてくれたのは間違いなくラジオだ。

そんな熱い想いが汲み取れるのではないでしょうか。

もしかすると主人公は久しぶりにラジオのスイッチを入れて、感傷に浸っているのかもしれません。

草野正宗も、ラジオを聴きながらこの曲と歌詞を考えたのかも!

「ラジオデイズ」の2番の歌詞

自分自身に疑問を持つ

笑顔を放棄して そのくせ飢えていたテンダネス
美しい奴らを 小バカにしてたのに変だね

出典: ラジオデイズ/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗

主人公は不平等や理不尽への不満が原因で、笑顔をなくしていたようです。

でも他人からの笑顔は欲しい。

そんな状態だったのでしょう。

自分は与えずに人からは貰おうとする。

その矛盾に気づいてしまったのだと思います。

素直に生きている人々と距離を置こうと思ったけど、それはできない。

温かさを求める自分の心を無視できなくなってしまいました。

どんどん傷ついていく

手探りばっかで 傷だらけになったけど

出典: ラジオデイズ/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗

どう生きていけばいいのか方法がわからず、傷ついてしまったようです。

おそらくこの主人公は、人間関係について不器用なタイプなのでしょう。

ただ、「けど」と言っているので、希望に繋がりそうです。

希望を歌う2番のサビ

活気を取り戻す主人公

どんな夢も近づけるように 道照らしてくれたよラジオ
危なそうなワクワクも 放り投げてくれるラジオ

出典: ラジオデイズ/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗

主人公は受け身で、ラジオが主体となっているような表現が興味深いですね。

夢のほうから近づいてくるように、ラジオが光を照らしてくれたのです。

そして、ときには危険交じりの知識も教えてくれたのではないでしょうか。

主人公が人間らしく生きていくためにラジオが必要だったと、改めてわかります。

同じ考えの人がいるとわかるCメロ

遠い国の音楽 多分空も飛べる
ノイズをかき分けて 鼓膜に届かせて
同じこと思ってる 仲間を見つけたよ
何も知らないのに 全てがわかるんだ
決まりで与えられた マニュアルなら捨てて
また電源を入れるんだ
君がいたから僕は続いてるんだ

出典: ラジオデイズ/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗