主人公は、自分の周囲の人間とはわかりあえなかったのでしょう。

少し変わっている人物なのかもしれません。

しかし、ラジオの中では自分が共感できる会話が飛び交っている。

自分と同じような考えを持っている人がいる。

そう思ったのではないでしょうか。

その瞬間、彼は1人きりではなくなったのです。

ラジオという理解者を得て、世の中に希望を持てるようになりました。

そして、ラジオが今の自分を形作っているとハッキリ歌います。

ラストのサビ前から曲の終わりまでの歌詞

新しくなっても 痛みを越えても
大人になっても 君を求めている

こんな雑草も花を咲かす 教えてくれたんだラジオ
したたかに胸熱く 空気揺らしてくれるラジオ

どんな夢も近づけるように 道照らしてくれたよラジオ
危なそうなワクワクも 放り投げてくれるラジオ

出典: ラジオデイズ/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗

どんな状態でも、いつまでもラジオと共に生きたい

そんな感情が表現されています。

雑草という表現から、自分に自信を持てていなかったのだとわかります。

自分のような人間を救ってくれるのは、ラジオだけだったのかもしれません。

空気だけでなく、主人公の心も大きく揺り動かしてくれました。

生きる希望を与えてくれたのです。

足取りが重く、心も閉じている自分から、ワクワクする自分へ。

とても大きな変化ですね。

人間的に成長したのでしょう。

彼にとってラジオは友達であり、先生。

そんなラジオを、これからも見捨てることはないと歌っているようでもあります。

「ラジオデイズ」の歌詞のまとめ

スピッツの「ラジオデイズ」の歌詞を解説してきました。

歌詞の主人公だけでなく、多くの人々の心を救ってくれているラジオ。

人々の娯楽は増えても、ラジオ文化が消えることはないでしょう。

記事を読んだ後に、ラジオのスイッチをひねってみてはどうでしょうか?

思いがけない、素敵な言葉に出会えるかもしれません。

記事の最後に、スピッツの素晴らしい曲を解説した記事を紹介して終わります。

国民的バンドとは?と聞かれたら、人それぞれの答えがあるかもしれません。 しかし、その答えの中に必ず入っているであろうバンド、そう「スピッツ」の代表曲に挙げられる 「ロビンソン」の歌詞に込められた意味を、筆者の目線から解説します!!

スピッツの『チェリー』といえば、『ロビンソン』や『空も飛べるはず』と並ぶ非常に認知度の高い楽曲である。本日はそんなスピッツの名曲の歌詞を徹底的に解釈をしていきたいと思う。

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