欅坂46
2016年4月、AKBグループの末席で、乃木坂の妹分として彗星の如く現れた欅坂46。しかしルックスは可愛らしくどのメンバーも美形でレベルが高い。しかし一度パフォーマンスが始まれば、それは今までのグループとは明らかに一線を画していました。
それもそのはずで、このグループは今までの可愛さを前面に押し出したグループとは違い、反権力を標榜して作られたグループのようです。それは踊りにも表れていて、かなり変わった振り付けのものが多いです。そして曲調も挑戦的な、反権力の歌が特徴的で、代表的なものにデビュー作の「サイレントマジョリティー」「不協和音」など、どれも今までのアイドルグループとはかなり違って、鬼気迫る表現が魅力です。中でもとり分け、センターの平手友梨奈(愛称てち)の表現力はすばらしく、眼光鋭く髪を振り乱しながら歌い踊る姿は、カリスマと凄みさえ感じさせます。
それでは代表的なMVを載せておきます。
不協和音
代表的な反権力の曲。最初のサビの前の「僕は嫌だ!」というセリフは平手友梨奈で迫力がありますが、二番目の「僕は嫌だ!」は長濱ねるで、マイルドで可愛い感じです。
踊りが本当に激しいです。振り付け担当はTAKAHIRO(上野隆博)さんです。
サイレントマジョリティー
2016年4月のデビュー曲。欅坂46を世に知らしめた衝撃的な話題作。独特の振り付けとかっこいい歌詞。選挙の投票に行こうという政治的なメッセージのようにも受け取れます。
みんなかわいいのにそれとは相反するメッセージ性の強い曲。センターの平手友梨奈のカリスマ的な魅力もビンビンと伝わってきます。これで当時14歳の中学二年生なのですから文句も言えません。
漢字欅とひらがなけやき
さてそんな欅坂46にもアンダーグループが出来ていました。それはひらがなで「けやき坂46」です。
基本的には欅坂46の第1期オーディションの選抜メンバーは全員欅坂46の所属で、それ以外はアンダーのけやき坂46の所属です。
平仮名なので「ひらがなけやき」とも言われています。欅坂46は漢字欅です。
今後は実力次第でメンバーの入れ替わりもあるそうです。ちょっと前までは長濱ねるが漢字欅とひらがなけやきの兼任メンバーでしたが、とうとう漢字欅の専任になりました。
W-KEYAKIZAKAの詩
さてそんな欅坂46とけやき坂46ですが、基本的には別グループ扱いのようですが実は2グループで一緒に歌っている曲があります。
それがW-KEYAKIZAKAの詩です。
この曲は欅坂46がデビューしてから、ひらがなけやきが発足して現在に至るまで(「W-KEYAKIZAKAの詩」製作時)の欅坂46のメンバーの絆と歴史を物語るストーリー仕立ての曲になっています。MVを見るとよくわかります。
MVを見てみよう
論より証拠、まずMVを見てください。どこかの川の土手らしき背景が見え、そこから物語は始まります。
平手友梨奈の登場から始まる場面はデビュー当時を表しています。それから少しずつ解説していきます。
MVのストーリー解説 前半
平手友梨奈が歩いているところに鈴本美愉と今泉佑唯が合流、そして小林由依と渡辺梨加、渡邉理佐が合流。これはそデビュー曲のサイレントマジョリティーのフォーメーションと同じです。つまりデビュー当時を表しています。
そしてサイレントマジョリティーの後、みんなで手をつないで歩いているところにバス停が現れ、一人の少女が待っています。それが長濱ねる。長濱ねるは遅れて加入してきたメンバーで、他のメンバーとの角質もあったと言います。そのうちの一人で、一番対立していたのが米谷奈々未ですが、その米谷が輪に入ろうとして入れない長濱の手を取って列に引き連れます。
これは当時対立していた二人が和解して仲良くなったことを表しています。
それからほどなくひらがなのけやき坂46が登場。長濱ねると同じグリーンの制服で11人います。