It's gonna be my turn
君の答えは僕の想い掻き乱してるつもりかい?

出典: Come Back...? /作詞:八乙女光 作曲:八乙女光

「次は僕の番だよ」という意味です。この一言で彼氏と彼女の形成が一気に逆転します。

坦懐の場で

脳内の整頓はもう出来たかい?
じゃあ…坦懐の場で話そうか?
よそうか?予想は…
You're a liar... Me too

出典: Come Back...? /作詞:八乙女光 作曲:八乙女光

「嘘偽りないありのままの状態で」という意味です。

嘘があるということを見抜いているからこそ、この言葉が出てきます。

1番の歌詞のあらすじ

それでは解釈に移っていきます。まずは1番です。

結論から申しますと、彼女が彼氏を振り回しているようすが描かれています。

あっちにいったり、かと思えばこっちにいったりと、自由気ままな言動をとる彼女に彼氏は困惑しています。

本当に自分のことを愛しているのか不安になる彼氏は、彼女に別れを告げたいと思います。

なのに、夢に出てきたり、「戻ってきて(Come Back)」と言ってきたりすることで迷いが生じます。

結果として、別れることなく、その後何度も同じことを繰り返し、恋の混雑が続きます。

2番の歌詞のあらすじ

続きまして2番です。実はこの彼氏は、彼女の正体を見破っていました。

振り回されるふりをしながら、彼女を飼いならしていた彼氏の本性が明かされます。

1番の歌詞で困惑していた彼氏の姿はすべて演技であったことが、1番の歌詞と対になって綴られます。

形成はすっかり逆転。彼女にも焦りが見え始めます。

どっちが嘘つき?どっちが猫?

脳ある僕は爪跡を残すCat 飼い慣らしていたのさ
I'm a liar 何回巻き戻せてしまうのか
また君を騙して笑う

出典: Come Back...? /作詞:八乙女光 作曲:八乙女光

1番と2番とで似た表現が使われていますが、男女の形成が逆転していることから意味が180度違うものになります。

「君(彼女)は嘘つきな猫だ」とあったものが、「僕(彼氏)は嘘つきな猫だ」と変わります。

1番では彼女が猫をかぶった嘘つきでしたが、2番では彼氏も同じ嘘つきであったことがわかります。

彼女のもとへ戻らされていたわけではなく、彼女のもとへ戻ってあげていたということが読み取れます。

1番の身も心も振り回されている彼氏の姿は、真の姿ではありません。

2番の歌詞にあるような強い決意が示す通り、彼女を騙して笑う狡猾な姿が彼氏の真の姿でした。

どちらも嘘つき。騙し、騙される…一歩離れた視点でみるとゾクゾクする恋愛姿です。

「I'm a liar」の隠されたもう1つの意味

八乙女はこの歌詞にもう1つの意味を込めました。

それは、「お前だけじゃなくて、僕も嘘つきなんだ。」と強がってみせる、彼氏の彼女に対する愛です。

平和的なものを望む八乙女ならではの意味がこの語句には隠されていました。

愛があるからこそ、彼女のもとへCome Backしているのでしょう。

「鈍」「廃」「奇」「美」「乱」