マカロニえんぴつ【レモンパイ】歌詞の意味を解説！レモンパイは何の例え？悲しいキスをしたい理由とは

この曲の出だしはかなり初々しかった男性ですが、本音を吐露したあたりからおもしろい展開になってきました。

そしてとうとうラップまで披露。

どうやらアルコールを摂取している設定になっているのでしょう。

冒頭の歌詞では10代の思春期のような雰囲気もあった男性ですが、すっかり成人していたわけです。

酔っ払って管を巻くかのごとく、なかなか行動に移せない自分を責めている雰囲気が伝わってきます。

アルコールを飲んで開放的な気分になった後なので、サビの歌に戻っても男性は少々大胆な発言を続けています。

ただ、実際に女性を目の前にして語りかけているわけではなさそうです。

あくまでも夜食のスイーツを食べながらの独り言に過ぎないイメージ。

ここで男性が思い描くのは、もうネガティブな口づけではありません。

なぜならもしかしたら両想いなのでは？という仮定に則った想像をしているからでしょう。

実際にまだつき合うことになっていないのは、お互いに臆病すぎたせいと理由づけています。

ただ、これが本当に女性の気持ちを表しているのかどうかはわかりません。

最終的にどのような結末になるのか、気になる3番を見てみましょう。

酔っ払いの戯言みたいなラップがあったので、その後に続いたラブソングに違和感を覚えたのかもしれません。

酔いが覚め冷静になったのでしょう。

そして導き出されたのは彼女に恋心を伝えないという結論でした。

好きと言ってしまったら、つき合えないと断られ、もうそれ以上は会えなくなるかもしれません。

男性としては、失恋する可能性のほうが高いと思っているわけですね。

それでも恋心は消えません。

交際を諦めると決心しても、情熱的な想いは相変わらず続くのでしょう。

そのため落としどころはネガティブな口づけを望むことになっています。

結局、男性のひとり相撲でした。

どれほど思い悩んでも女性には告白せず、友だち関係を維持するわけです。

もし女性に呼び出されたら男性はこれからも喜んで出かけることでしょう。

しかし、この曲のあいだじゅう男性は女性と一緒にいるときのことをあれこれ想像していました。

そのため例えひとり相撲であっても、男性の頭の中では2人のラブストーリーが展開されていたことになります。

もちろん具体的な恋には発展せず。

それでも非常に甘酸っぱいスイーツのように、とろけるラブソングだったといえるでしょう。

冗談めかしたラップも挟みつつ切ない恋心がギュッと詰まった名曲でした。

この甘酸っぱさにはリンゴよりもレモンのほうが似合うかもしれませんね。