Hello Sleepwalkers
続々とフェスやイベントなどへの出演も決まり、今年も精力的に活動を続けるHello Sleepwalkers。
昨年2017年にリリースされたミニアルバム『シンセカイ』を引っ提げた全国8か所にわたるワンマンツアーも、大好評のうちに終了しました。
「神話崩壊」
4thアルバム『Planless Perfection』収録
今回ご紹介する曲「神話崩壊」は、2016年にリリースされた4thアルバム『Planless Perfection』の4曲目として収録されています。
「神話崩壊」失くしてこのバンドのライブは始まらないといってもいいでしょう。
この曲は、『Planless Perfection』のリードトラックとして、アルバムの核を担う重要曲です。
発表前から既にライブでは披露されていたようで、ファンとしては待ちに待った音源化だったのかもしれませんね。
でも、リリースされた音源を聴いて驚いた方も多かったのではないでしょうか。
何故なら、ライブで見た勢いがそのまま閉じ込められているようなサウンドだったからです。
疾走感、そして勢いあふれるサウンド
通常、ライブなどで生のアーティストの演奏を見たり聴いたりした後は、CDなどの音源が物足りなく感じるもの。
会場の熱気や、アーティストの息遣い、ライブならではの音圧、そしてやはり生演奏の迫力というものは、別次元です。
ライブ前にあらかじめCDなどで聴いていた曲でもそう感じるくらいですから、音源化される前の未発表曲を聴いたときの感動は生半可なものじゃありません。
特に鳥肌がたつくらいの名曲だったら、なおさらです。
「神話崩壊」は、それに匹敵するくらいのインパクトを持っていました。
ライブでそういう経験をしたら、音源化されたものが整い過ぎていて、物足りなく感じることがあるのです。
もちろん、曲自体が素晴らしいことに変わりはないのですが、”あのライブの演奏がよかったな……。”となりがち。
いわゆる思い出補正もかかっているとは思いますが、そんな経験があるという方も少なくないと思います。
ところがこの「神話崩壊」は違いました。
ひとまずMVがありますので、そちらをご覧ください。
MVはこちら!
トリプルギターが思う存分活かされた曲。
ここぞというほど弾きまくり、サウンドメイクこそ違いますが、サビのリフ回しなどはまるで英大物HR/HMバンドのIRON MAIDEN を思い起こさせますね。
メンバーも非常に激しく、尖った暴れ曲だというこの「神話崩壊」。
MV自体も見応えがあり、ライブの勢いに負けていません!
Hello Sleepwalkersの代表曲といえる、名曲だと思います。
「神話崩壊」の歌詞
ではここからは、「神話崩壊」の歌詞を見ていきましょう。
無償の愛にビジネスの香り お前の好きな札束の香り
ちょっと待って ちょっと待って 異議異論は根拠なしで反逆
ケチな手品 タネ明かしすれば 搾取 略取 それだけが真実
ちょっと待って ちょっと待って 気付かない太ったカモばっか
続々増殖していく 盲信過信 マシンのよう
続々増殖していく 盲信過信 マシンのよう
出典: 神話崩壊/作詞:シュンタロウ 作曲:シュンタロウ
「助け合い」とか、「見返りを求めない愛」はとても美しく、至上のもの。
人間の本来あるべき姿といってもいいかもしれません。
でも世の中には、そんな善人の仮面を被って裏で悪徳ビジネスを繰り広げる人間や、善意の人間を食い物にする輩もいます。
社会問題にもなった”振り込め詐欺”などは、とても分かりやすい例といえるでしょう。
孫や子供を大切に思う”無償の愛”を利用した、詐欺です。
また、親切心でお年寄りなどの手助けをするふりをして、後からお金を請求したりするような手口も後を絶たないといいます。
愛を隠れ蓑にした、搾取。
その手口はどんどん巧妙化していって、ちょっと油断すればすぐにカモにされていしまいます。
それも、純粋に人を信じる人から。
人としての愛を利用した手口の詐欺は、騙されたことに気付いた時、被害者をひどく傷つけます。
それだけ相手を信用していたからです。というか、疑うということを知らなかった。
そういう人たちに”盲信過信”と言って、警告を発します。
人を信じすぎることは、時としてそれも罪。
時代は変化していく、それによって人間の質も変化していく。
変質した人間を、嗅ぎ分けて生きてかねばならないのです。自分を守る為に。
救いようのない”ワケアリの神様”
ワケアリの神様 隠蔽体質
ああ ひとり 印税生活
NO WAY, NO HOW 奇妙奇天烈 お前は何様?
成りすましてる明朗快活 反論は言論弾圧
ナンマイダ ナンマイダ ナンマイダ アーメン アーメン
どんな神にもお前は救えないってさ
出典: 神話崩壊/作詞:シュンタロウ 作曲:シュンタロウ