この辺りまでMVを観ていて感じるのは、心の中にあるドアが開きつつあるという予感です。
全力でパフォーマンスを繰り広げる彼らに対し、その熱量に圧倒されて、そのムチャクチャっぷりに引っ張られて行くようです。
破りに破りまくるダサTシャツ
ラスト手前では、水をかけまくってヒートアップ
このMVの中で何度も登場するのが、メンバーが着るダサTシャツを破るシーンです。
自分の着るTシャツを自ら破ったり、他のメンバーに破られたり……。
猫柄のプリントに蛍光色のタイダイなど、柄オン柄でスタイリングしたダサTシャツが派手に破られていきます。
大サビに突入する前の部分で、メンバー達がペットボトルの水を自分にかけたり、かけ合ったりというシーンが繰り広げられます。
ここで一瞬のクールダウンをしつつ、最後の盛り上がりに向けてのカウントダウンが始まります。
「メチャクチャに」の部分はリズムが気持ちいい!
サビの歌詞で、繰り返し使われる「メチャクチャに」というフレーズ。
曲の終わりに近付くにつれて、この部分の歌詞の乗り具合に気持ち良さを感じるようになってきます。
ダンス曲のビートにこういったリズム感のある歌詞が乗ると、何とも言えず気持ちがいいものですよね。
メンバーのユースケがサイリウムを仕込んだ服で登場し、掃除機を持つタカシでフィニッシュ。
テンションが上がって気持ちがアガったまま、そしてメチャクチャなまま幕を閉じます。
MV解禁時のメンバーのコメント
リアルなメンバーの声
ひとつ言えるのは、何も考えずにMVを観てください。
そして、ただただ楽しんでほしいなと思います。
出典: http://fc.bullettrain.jp/
「Party Maker」のMV解禁のニュースで、メンバーの2号車担当カイはこう言っています。
一方で同じインタビューの場において、5号車担当のユーキはこう答えています。
この曲の世界観、そして僕たちの熱さや超特急にかける思いを感じ取ってもらえたらとても嬉しいです!
出典: http://fc.bullettrain.jp/
ここでMVを観ている人は気付きます。
「Party Maker」にはシンプルに楽しむ、そしてメッセージを感じ取るという2つの楽しみ方があるということに。
観る者の心を解き放つ「Party Maker」
毎日学校に通う、または毎日仕事に向かう……そんな惰性の毎日。
時に予想もしない現実に圧倒され、それでも立ち止まることが許されず、知らないうちに表情さえも失っていくこともあるかも知れません。
「Party Maker」の歌詞からは、その壁を自らの手で壊そうというメッセージも受け取れるでしょう。
自分の中にかっこ悪い部分があると認めると、人は真の強さを発揮して、何事にも動じなくなります。
そこには、人間が持つありのままの強さが存在します。
この楽曲は楽しげなMVとメッセージ性の高い歌詞を通して、そのことに気付かせてくれるのではないでしょうか。
MVが解禁されたのは4月4日、新年度のスタートに励ましをもらった人も多いはずです。
超特急ってどんなグループ?
基本情報
超特急は、2011年にスターダストプロモーションが主催するEBiDAN(エビダン)から、選抜ユニットとしてデビューしたグループです。
メインダンサー&バックボーカルという独自のスタイルを打ち出し、若手グループの中でも個性を発揮しています。
メンバーの入れ替えを経て、現在はカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシの6人で活動中。
メンバーはそれぞれ〇号車というグループ名にちなんだ担当を持ち、また彼らのファンは8号車と呼ばれています。