【どうしようもない僕に天使が降りてきた/槇原敬之】天使じゃなくて枕の羽？！ドラマチックな歌詞を解釈！

それではさっそく、本記事の本題である「どうしようもない僕に天使が降りてきた」をご紹介します。

先述したように同曲は1996年9月にリリースされた槇原敬之にとって15枚目となるシングルです。

日本テレビ系バラエティ番組「TVおじゃマンボウ」のED曲に起用されました。

MVには、当時人気俳優だった小橋賢児とチャイドルブームを牽引した浜丘麻矢が出演しています。

小橋賢児は大ヒットドラマ「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」（TBS1994）や映画『スワロウテイル』（1996）で人気を博しました。

現在は俳優業を引退し、イベントプロデューサーとして活躍しています。

もう1人の主役、浜丘麻矢は子役時代、映画『トイレの花子さん』シリーズをはじめ、映画、ドラマ、バラエティ番組で活躍。

女優としては「相棒」（テレビ朝日）や「ワカコ酒」（BSジャパン）などに出演しています。

中高生のときの、甘酸っぱい恋愛を思い出しちゃうMVは、槇原敬之の楽曲にピッタリです。

「TOTO」のメンバーで、『STAR WARS』や『ハリー・ポッター』シリーズのテーマ曲を作曲したジョン・ウィリアムズの次男・ジョセフ・ウィリアムズ。

この人が、「どうしようもない僕に天使が降りてきた」の英語版を歌っています。

2007年3月にリリースされた槇原敬之トリビュートアルバム『Noriyuki Makihara Songs from L.A.』に収録されています。

興味がある方はぜひ、英語版も聞いてみてください。

「どうしようもない僕に天使が降りてきた」は、槇原敬之の友人の話を元に作られた楽曲です。

ではさっそく、歌詞を見てみましょう。

男の人ってこういう無頓着なところがありますよね。

元カノからプレゼントされたものを、いつまでも使ってるなんて今の彼女からすれば許せない行為です。

彼女は事あるごとに「捨てて」とお願いしていたのでしょう。

それをスルーし続けた彼氏……当然、彼女の堪忍袋の緒が切れます。

こういうことって、けっこうデリケートですよね。

堪忍袋の緒が切れた彼女は、枕で彼のことを思いっきりぶっ叩いたことでしょう。

枕の中身が飛び出すほど、何度も何度も……そんな光景が目に浮かびます。

思わず部屋から飛び出した彼女……ヘンゼルとグレーテルのように彼女が走り去った後にはお菓子ならぬ、羽根が落ちています。

それを辿るように彼女を追い掛ける彼。

いい子なんだから、悲しませちゃダメだよ！と言いたくなりますね。

起こった彼女が元カノからのプレゼント（時計）を持って空き地に行きました。

それを空高く放り投げる彼女。

歌詞には「そっと微笑んで」とありますが、それは「怒り」の裏返しかも！？

そこらへんを見誤ると、あとでとんでもないことになるのが世の常です。

世の男性諸君、心してこの曲を聞いてくださいね。