立ち止まってしまうのには「進む意味を失ってしまったから」という理由が多いでしょう。
目的を持たずに努力するのは困難です。
ここからは、前進することの意味を追求していきます。
連鎖する「願い」とは?
知らぬ間に 遺伝子の螺旋に
刻まれた 数多の願い
出典: SEIMEI/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
今ある命には、自分以外にも様々な人の意思が反映されています。
「願い」という言葉に注目してみましょう。
子供が生まれるにあたって親はどんな「願い」を抱くでしょうか?
五体満足で生まれてほしい。
健康に育ってほしい。
素敵な相手と結婚してほしい。
そして子供に恵まれて、幸せな家庭を築いてほしい。
これらの「願い」が何度も何度も繰り返されて今に至ります。
これが歌詞で歌われていることなのでしょう。
踏み出す勇気を後押し
誰かのせいにして ずっと目を背けて
探していた光は 遠ざかるばかり
もう一歩踏み出そう
「まだ見ぬ自分」会いに行くんだ
不可能の壁なんて超えてゆけ
出典: SEIMEI/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
何か上手くいかないことがあって、諦めたのでしょうか?
諦める原因を他人のせいにしてきたようです。
ここまで、「様々な奇跡が連鎖して今に至る」という表現をしてきました。
「奇跡」というと響きが良いですが、最も決め手となるのは選択だと思います。
過去の全ての祖先が何かしらの選択を繰り返してきました。
その結果、今があります。
だから今が上手くいかない時、突き詰めれば自分の選択が原因であることがほとんどです。
不可能を理由に逃げる。
これも1つの選択です。
でも、これをしていてはいつまでも状況は変わりません。
生まれる不満や苦痛は全て、「逃げる」という選択が招いた結果です。
ここでは、「逃げる」のではなく「未知に踏み出す」ことを促しています。
過去を思い返してみよう
孤独を感じたとき、人は一段と力を失ってしまいます。
一人じゃない。
そう思う事ができれば、きっと新しい未来へと力強く歩み出すことができるでしょう。
幼いころを回想
どこかで口ずさむ 歌が聞こえるよ
幼い日の 景色がふいに蘇る
夕映えの空大きく 暖かな手の温もりが
出典: SEIMEI/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
過去の記憶を回想しているようです。
母の手を握っていたのでしょうか?
「温もり」という言葉からは優しさや安心が感じられます。
爽やかな景色の中での自由な発想。
そして、無償の愛で支えてくれる母という存在。
大人になるとついつい忘れてしまいがちな感覚ですね。
あの頃の想いが蘇る
忘れてた 記憶の引き出しに
しまってた セピアの想い
出典: SEIMEI/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁
過去を思い出すとともに取り戻したのは、どんな想いなのでしょうか?
「セピア色」は過去を思い出す際の表現に使われるカラー。
経年劣化した写真の色から由来します。
幼いころに感じていた想い…。
先ほど思い出した母の温もりでしょうか?
一人きりで生きているわけではない。
誰かが支えてくれているから強くなれる。
そんな考え方を歌っているのかもしれません。
冒頭で出てきた「大樹の根」と似たニュアンスですね。
あなたに伝えたいこと
ここまでは「気づき」を促す要素がメインでした。
そして、ここからが楽曲で最も伝えたいメッセージが込められています。