But if you wanna leave take good care
Hope you make a lot of nice friends out there
Just remember there's a lot of bad and beware

出典: Wild World/作詞:Cat Stevens 作曲:Cat Stevens

彼女がこれから先の人生で出会う人達についても言及しています。

それでも君がここを去りたいと思うならどうか気を付けて
君がそこで沢山の良い友達に恵まれることを願っているよ
だけど沢山の悪いことがあるってことも、どうか忘れないでおくれ

出典: Wild World/作詞:Cat Stevens 作曲:Cat Stevens

人生は人との出会いで決まるのではないでしょうか。

良い出会いがあれば人生は豊かになるし、悪い出会いであれば人生は一変して奈落の底に突き落とされてしまうからです。

そのことを身に染みて感じている彼は、何よりも友達について心配しています。

人に騙されたり、裏切られたりすることほど辛い経験はありません。

まだそんなことを一度も経験したことのない彼女が、悪い友達により傷つけられることを彼は恐れています。

彼にできることは、彼女が良い友達に出会えるよう願うことです。

そして、どうか簡単に人を信じたりしませんように、との思いも込めています。

良い人に見えるけれど、裏の顔を持つ人間は世の中に沢山いるんだからねと、父性溢れる言葉で諭しているのですね。

彼の本当の望みとは

彼の本当の望みとは。

ズバリ、彼女に去って欲しくないということです。

一方的に、それも突然切り出された別れに全然納得していないというのが本音でしょう。

だから別れたいなら構わないよ、どうぞ気を付けてね、と言っておきながら未練タラタラ忠告をしているのです。

ただその望みが叶わないのなら、あとは案ずるしかありません。

そしてそれが彼の優しさでもあります。

突き放され捨てられてしまう身でありながら、彼女の1番の幸せを願うのです。

それは彼が心から愛した人だからでしょう。

最後に

いかがでしたか。

去っていく彼女に彼が最後にみせた優しさを描いた歌でしたね。

かなり気の毒な感じもする曲ですが、実際に同じような経験をした人も多いのではないでしょうか。

傷つけあい罵りあって別れるより、こういう優しさを残した別れ方のほうがいいかもしれませんね。

男女の別れを歌った名曲は沢山あります。

今回ご紹介した【Wild World】のように、別れる相手を思いやった歌といえば、テレサ・テンの【つぐない】がまず思い浮かびます。

アジアの歌姫と言われたテレサ・テンの名曲「つぐない」をご紹介します。切ない別れを歌った歌詞は、まさに昭和歌謡史に残る素晴らしい作品です。

当代きってのモテ男、福山雅治も別れた恋人への未練を歌にしています。こちらもどうぞご覧になってください。

俳優としてだけでなく、数々の名曲を世に送り出しているシンガーソングライターの福山雅治さん。今回は彼の素晴らしい楽曲の中から【恋人】に注目してみました。別れた彼女へ宛てた切ないバラードにはどんな想いが込められているのでしょうか。

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