互いにすぐにひかれあった
3度目会ったのがきっかけだった
会うたびにお前は知りたがった
俺の声と言葉を聞きたがった
人から見りゃ少年みたいな夢
真っすぐでいれば きっと叶うって
言ってくれりゃ世界がこの手に入るって思えた
出典: ONE LOVE/作詞:童子-T,清水翔太 作曲:童子-T,清水翔太,813
童子-Tによる最初のラップパート。その前半です。
二人は一目惚れでした。
三度目でどちらかが気持ちを打ち明けたのでしょう。
歌詞の内容を見ると積極的な彼女からだったように思えます。
告白して互いの気持ちが分かれば、相手のことを知りたくなるもの。
恋した経験を振り返れば、だれにでも思い当たるはずです。
この後の歌詞につながりますが、歌詞の主人公である彼は何か勝負を駆けた出来事に直面していたようです。
少年のような夢と彼が言う、それに対して彼女は自分に素直でいれば叶うと力づけてくれます。
彼女の言葉に力づけられた自分。
彼にとって彼女は無くてはならない存在になっていきます。
彼女の励まし
彼の愛に迷いはない
永遠映すお前を愛す
ずっといつもそばで
笑って泣いて その手を振って
上げて答えてくれて
何気ない一言で励ましてくれて
最近 言ってなかったな
ありがとうな よろしくな 明日もな
迷ってばかりだけどついて来てくれ
その手は離さないでくれ
出典: ONE LOVE/作詞:童子-T,清水翔太 作曲:童子-T,清水翔太,813
ラップパートの後半です。
二人が付き合って少し時間が経過しています。
彼と喜びや悲しみを分かち合ってくれた彼女。
そんな日常が当たり前になっていました。
いつも励ましてくれた彼女に、ふと感謝の言葉を言っていないことに気付きます。
時には迷いに陥ることもあるけど、いつも自分のそばにいてほしい。
彼女に対する愛に迷いは見られません。
これに続いて、冒頭で清水飛太が歌ったパートがリプライズされます。
彼の気持ちを強調する役割を果たしています。
二人の微妙な心のすれ違い
彼は変わったのか
気がつけばもう5年か
自分の事ばかりでごめんな
一体何回謝ったかな?
失敗 挽回出来たかな?
お前のおかげで勝った 女神が笑った
でも最近は何か変わった
ってお前は怒ったような 悲しそうな
感じで言うけど あの頃のような
蜃気楼追いかけ ガムシャラってわけにゃいかない
出典: ONE LOVE/作詞:童子-T,清水翔太 作曲:童子-T,清水翔太,813
二人が付き合い始めて5年が経ちました。
出会った頃の新鮮さは消えて、すれ違いが生じています。
ラップパートの前半にあった彼が勝負をかけた出来事はうまくいったようです。
彼にとって彼女は勝利の女神なのです。
しかし、彼女は彼の微妙な変化を感じ取っています。
これは長く付き合った恋人同士なら有りがちなこと。
人は常に変わっていきます。
年齢を重ねただけでなく、人との関係においても同様。
そうした変化に女性は男性よりも敏感です。
この歌詞の彼は昔の様にはいかないと返すしかありません。
しかし、彼女は出会った頃のひたむきな彼の姿に恋していたのです。
これを乗り越えられるかどうか。
互いに今の自分を認められるかどうかがこの先の運命を左右します。
高まる不安
愛を確かめたい気持ち
不安ならば何でも言って欲しい
不安ならば何でも聞いて欲しい
他に欲しい物何もない
遠くでもそばでも笑っていて欲しい
それだけでまだ行ける気がする
抱きしめてくれ 今すぐ
出典: ONE LOVE/作詞:童子-T,清水翔太 作曲:童子-T,清水翔太,813
彼は自分が変わったつもりはありません。
彼女に対する愛に変わりがないからです。
彼にしてみれば彼女は自分の気持ちを出し切っていないように見えています。
だからもっと自分にぶつかってきてほしい。
彼には彼女しかいないのだから。
不安が高まります。
触れ合うことで愛を確かめたいという気持ち一杯のようです。
その気持ちを確かめるように清水翔太のパートがリプライズされます。