活動休止中のリリースナンバー『ニシヘヒガシヘ』

ニシエヒガシエ
Posted with Amakuri at 2017.11.8
Mr.Children
トイズファクトリー

2017年で活動25周年を迎えたMr.Childrenは、1992年デビューの日本を代表するバンドです。

これまで37枚のシングルをリリースしており、日本のミュージックシーンの中でもさまざまな功績を残す代表的なバンドとして知られています。

現在までの活動を見ても常に走り続けているイメージが強いMr.Childrenですが、実は1997年から充電を兼ねて1年ほど活動を休止していた時期がありました。

そんな中でリリースしたのが、シングル『ニシヘヒガシヘ』

1998年2月に、14枚目のシングルとして世に送り出されています。

休止中にも関わらずMr.Childrenがリリースしたナンバーは、ファンにとっても大きなサプライズとなりオリコンチャートでも初登場1位をマークしました。

ロックを意識したノリノリサウンド

シングル『ニシヘヒガシヘ』を聴くと、一番最初に耳に入るのがイントロサウンド

ギターを中心にした弾けるメロディーラインは、聴く人を惹きつける魅力の一つです。

ドラムサウンドもしっかり効いたナンバーで、心も踊る感じのノリの良さもポイント。

桜井和寿のボディパーカッションが使われている!

「ニシエヒガシエ/Mr.Children」のPVは○○のパロディ?!カッコいい歌詞を徹底解釈!の画像

楽曲を聴いても分かりにくいかもしれませんが、シングル『ニシヘヒガシヘ』は実験的なサウンドを取り入れているのも知られています。

というのも同ナンバーではボディパーカッションが用いられており、それもボーカルの桜井和寿が自ら頬を叩いて音を作っていたのだとか。

TVドラマ『きらきらひかる』の主題歌

「ニシエヒガシエ/Mr.Children」のPVは○○のパロディ?!カッコいい歌詞を徹底解釈!の画像

Mr.Childrenの活動が休止中のリリースということもあり、大きな話題を呼んだシングル『ニシヘヒガシヘ』

しかし同ナンバーの人気の原因はそれだけではなく、TVドラマ『きらきらひかる』の主題歌になったことも一因です。

『きらきらひかる』は監察医を主人公にしたドラマで、遺体を中心にした事件の原因を突き止めその中での人間模様をコミカル且つシリアスに描いています。

同番組は当時では珍しいスタイルのドラマで、多くの人を惹きつけて人気にもなりました。

このためシングル『ニシヘヒガシヘ』を耳にした人であれば、ドラマ『きらきらひかる』を連想する方も多いのではないでしょうか。

『ニシヘヒガシヘ』のユーモア溢れるPV

シングル『ニシヘヒガシヘ』は楽曲サウンドにも魅力が詰まっていますが、PVもユーモアがあり当時は話題にも上っています。

そしてPVにはさまざまなメッセージや意外な人物も登場しており、じっくり観る価値があるようです。

残念ながら現在は『ニシヘヒガシヘ』のPVが動画にも存在しておらず確認することが難しいですが、当時話題に上った情報などを紹介します。

ビートルズとグラムロックのパロディ

「ニシエヒガシエ/Mr.Children」のPVは○○のパロディ?!カッコいい歌詞を徹底解釈!の画像

シングル『ニシヘヒガシヘ』のPVは、他のMr.ChildrenのPVとは大きく違う点も見えてきます。

一つは映像にはMr.Childrenが映っていないという点で、代わりに外国人のバンドが口パクで歌っている姿が確認できます。

しかもPV全体はレトロな風合いがあり、バンドもソバージュヘアーやおかっぱ頭のボーカルが入れ代わり立ち代わり映像に映ります。

見た感じで分かる方も多いでしょうが、これは伝説的なロックバンドのビートルズやグラムロックをパロディとして活用。

この理由は『ニシヘヒガシヘ』のリリース当時はMr.Childrenが活動休止の時期で、実は当初覆面バンドを用いて楽曲を出す予定だったのだとか。

そのコンセプトをそのまま演出として活かしたのが、『ニシヘヒガシヘ』のPVなんです。

TV放映で問い合わせ殺到!

「ニシエヒガシエ/Mr.Children」のPVは○○のパロディ?!カッコいい歌詞を徹底解釈!の画像

ユーモア溢れる内容の『ニシヘヒガシヘ』のPVですが、ヒットに恵まれたナンバーでもあるので地上波で放映されるのは当然のこと。

ある番組でこのPVが最初に放映されたときは、画面にMr.Childrenのメンバーとは全く違う人物が映っていたことが「新しいメンバーが加わるのでは」と言った憶測へと進展

放送後にTV局へ、問い合わせが殺到したのだそうです。