「Moment」の基本情報
まずは今回の本題である「Moment」の基本情報からお伝えしていきます。
リリース日や形態
「Moment」がリリースされたのは2012年8月。
この年はロンドンオリンピックのあった年で、この楽曲もTBSの『ロンドンオリンピック2012』のテーマソングになりました。
中居さんはスポーツ好きとしても知られていますし、司会業も上手なので、すっかりオリンピックキャスターが板についている感じがしますね。
ちなみに中居さんは2016年のリオデジャネイロ五輪の番組でも、オリンピックキャスターを務めていましたね!
この「Moment」は3つの形態で発売されました。1つは通常版、1つは初回限定盤、そして最後の1つがセブンネットショッピング限定盤でした。
SMAPの楽曲がオリンピック番組のテーマソングに選ばれるのは「この瞬間、きっと夢じゃない」、「Moment」、「ススメ!~アテネMix~」と3曲もあります。
ちなみに「Moment」は冬季五輪のソチオリンピックの番組でもテーマソングとして流れたんですよね♪
どのアルバムに収録されている?
「Moment」はこの楽曲がリリースされた後に発売されたオリジナルアルバムには収録されず、アルバムとして初出になったのは『SMAP 25 YEARS』でした。
このアルバムのトラック2に収められているので、久々にS「Moment」が聴きたい!という人はこのアルバムを探して聴いてみてください♪
サカナクションの山口一郎とは?
「Moment」のお話をしていたのに、いきなり“サカナクション”って何?と思った人もいるかもしれませんね。
なぜここにサカナクションの山口一郎という名前が挙がったのでしょうか?
それは、この楽曲の作詞作曲をしているのが、山口一郎さんだからです。
ここからは山口一郎さんとSMAPについて見ていきましょう。
山口さんがSMAPへ提供した楽曲
SMAPの楽曲は多くのアーティストが楽曲提供していることでも話題になることがありましたね。
超有名なところではトリプルミリオンになった「世界に一つだけの花」は槇原敬之さんが提供した楽曲でしたし、「華麗なる逆襲」は椎名林檎さんの提供した楽曲でした。
ここで挙げた2人は、提供した楽曲のセルフカバーを歌うこともありますが、「Moment」を提供した山口一郎さんはSMAPに提供したが曲をセルフカバーで歌うことはあまりないようです。
プライベートではめっちゃ歌っているかもしれませんが!
SMAPには「Moment」を提供する2年前に「Magic Time」で楽曲提供をしています。
この楽曲はアルバム『We are SMAP!』に収録されています。
歌詞に込められた意味は?
ここからは「Moment」に込められた歌詞の意味を読み解いていきましょう!
一瞬のために積み重ねてきた努力
握りしめてきた手を 僕は見てた
振り返るのはまだ 先でもいいけど
履き潰してきた靴を 並べては
歩き続けてきた距離を想った
時に悩み 時に憂い
時に寂しい自分に嘘もついてきたけれど
出典: Moment/作詞:山口一郎 作曲:山口一郎
ここまでに何度かお伝えしていますが、この楽曲はオリンピック番組のテーマソングになったということもあり、そうしたアスリートの目線も含んでいるように思えます。
冒頭で述べられている“握りしめてきた手”というのは、これから戦いの場(競技を行う場)へ向かうアスリートが、控室などで緊張を押し殺して自分を信じようとしている場面なのでしょう。
世界と戦うというのはものすごいプレッシャーでしょう。
きっと周りの人が楽しそうにしていても、色んな我慢を抱えながら自分自身と闘ってきたはずです。
そうした面を、この冒頭部分はとても上手に切り取っていると思います。