Merry go ‘round and around
メーリゴー ラウンド アンド アラウンド
Misery go ‘round and around
ミースリーゴー ラウンド アンド アラウンド
Quandary go ‘round and around
クゥオンチューゴー ラウンド アンド アラウンド
Merry go ‘round and around
メーリゴー ラウンド アンド アラウンド

喜びは回る回る
不幸は回る回る
苦境は回る回る
喜びは回る回る

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

この歌詞の部分はメリーゴーランドの韻を踏んで歌われています

困惑し不安になった人物の周りを、まるでメリーゴーランドのように感情が回ります

そのメリーゴーランドには喜びも不幸も苦境も、普通の世界では見えない感情が回っているのが見えるのかもしれません。

round and aroundが繰り返し使われていることで、不安や困惑するほど回転速度が上がるように感じます。

メリーゴーランドのように回る光景は理想郷の不思議な様子が表現されています。

感情が見え、自分の周りを回る様子は恐怖を感じずにはいられないでしょう。

感情を飲み込んだその先は

時が経つごとに不安が増幅していく

Tick-tock
ティックタック
Time doesn’t stop
タイム ダズン ストップ

チクタク
時は止まらないから

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

時計の音が鳴る音が聞こえるようです。

理想郷にも時があり、容赦なく時間が過ぎていきます。

Prepare your doubts
プリピュア ユアダウツ
Eat them up
イート ゼムアップ
Quaff down
クイッフ ダウン
The pus of thoughts
ザパス オブトゥース
Red sand flows out
レッドサンド フローズアウ
Sweet mouth
スィーツ マウス

あなたの抱いた疑いを
食べなさい
貪り飲み干す
思考の膿を
赤い砂があふれ出す
甘美な口

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

時計の音が鳴り響く中、誰かの声が聞こえてきます

それはおそらく、理想郷へと導いた声の持ち主の声でしょう。

「疑いは食べてしまいなさい」と。

理想郷に入ったその人物はその声に従い、頭に浮かんだ全ての考えていることを飲み干します

すると、口から赤い砂があふれ出してくるのです。

その赤い砂は、赤い血を暗に示しているようにも感じられます。

不安や混乱を含めた思考を全て飲み込んでしまったことで、拒絶反応が起きたのではないでしょうか。

または、思考を飲み込む方が苦しいことだったのかもしれません。

この部分は時計の鳴るチクタクに対して、韻を踏むように歌っています

カタカナで歌う時はそれを意識して歌うとかっこよく歌えますよ。

狂気に満ちた理想郷の空

The sky is painted in Lunacia
ザスカイ イズペインテド インルーナシア

空はルナシア色に塗られ

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

空を見上げると、理想郷の世界の空はルナシア色に染まっています

「Lunacia」という英単語は存在しないのですが、おそらく「lunacy」から作られた言葉でしょう。

「lunacy」は狂気という意味です。

空はルナシア色、つまり、狂気の色に変わっています。

Florets slashed open the vein of tears
フローツスラシェド オープンザ ヴィン オブ ティアズ
Misfortuna
ミスフォーチュナ
There is no escape, my dear
ゼア イズ ノーエスケイプ マーイディーア

小さな花は涙の筋を切り裂かれた
それは不運
愛しいあなたへ
逃げ道はない

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

足元に咲く小さな花さえも、恐怖で涙を流し、その涙の跡さえも無いもののように踏みつぶされてしまいます。

その光景は恐怖でしかないでしょう。

理想郷とは名ばかりなのかもしれません。

しかも、逃げ道はどこにもないのです。

世界は怒りを喜びに変える事ができる

The world undergoes Photosynthesia
ザワールド アンダーゴズ フォトスィンフィシア
Transform endless anger to Ecstasia
チュンフォーム エンドレス アンガー トゥ エスタシア

世界は光合成をして変わる
終わりのない怒りを喜びに変える

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

理想郷とは名ばかりの世界でした。

しかし、その世界は暗いことばかりではないようです。

光を受けて光合成することで激しい怒りさえも喜びに変える事ができる

光に当たった理想郷はそんなに怖い世界ではないと感じたのかもしれません。

Connect your nerves
コネクト ユア ネヴァス
To the system of Philosophiofantasia
トゥ ザ システム オブ フィリフォシアーファンタージア

あなたの神経を繋ぐ
哲学幻想のシステムへ

出典: Utopiosphere/作詞:Mili 作曲:Mili

「Philosophiofantasia」は、「philosophical(哲学の)」と「fantasia(幻想曲)」を繋げた造語だと考えられます。

「Philosophiofantasia」つまり哲学幻想のシステムが、理想郷を成り立たせている核なのでしょう。

哲学幻想のシステムと神経が繋がることは理想郷の世界と繋がること

理想郷に入り込んだ人物はこの理想郷の世界と繋がることを選びました

最後のピアノの高音で奏でる音がとても幻想的です。

その音は、神経と神経が深く絡みあって繋がる音のようにも感じられます。