自身の音楽が誰かに聴かれること。
それは間接的に、自分が誰かに出会うということを意味しています。
丹精込めて作った楽曲は制作者の一部が詰まっているといっても良いでしょう。
それを再生するということは間接的なコミュニケーションであるといえるかもしれません。
楽曲が終わればその心の会話も終わりますが、また再生すればまた出会える。
そんな音楽を通した作曲者とリスナーの特別な関係を表しているのだと考えられます。
彼にとっては、自分の音楽が誰かに聴かれることが出会いと同義であるということが分かります。
この愛は誰への気持ち?
今君が好きで 愛してくれて
こんな歌あったねって 君が教えてくれた
出典: 愛言葉Ⅱ/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27
「君」への愛情と、そしてそんな「君」から自分も愛を貰っていること。
両思いの関係は恋愛だけではなくアーティストとファンの関係でも成り立っています。
2行目の言葉はファンがおすすめの曲を教えてくれたという意味ではないと思われます。
これは自分の楽曲を聴いてくれているという事実が、逆に自分の楽曲の価値を気付かせてくれた。
そんな出来事を指していると考えることもできます。
自分では既に忘れてしまっていた、自分の楽曲の持つ魅力。
それを自分が愛しているファンから伝えられることで、自分でもその魅力に気づくことができたのでしょう。
「愛言葉Ⅱ」ではDECO*27からファンへの感謝の気持ち。
そしてそんなファンとの信頼関係を歌っているのだといえるでしょう。
今回彼が描いた愛は、他でもないファンに対しての愛だったのです。
音楽人生を通して出会うことができた自分を応援してくれる存在。
そんな彼らへの感謝の気持ちが深く心に伝わってくる楽曲でした。
まとめ
今回の記事ではDECO*27の「愛言葉Ⅱ」の歌詞の意味を紐解いてきました。
ファンに対しての愛情を彼なりの表現によって綴ったその歌詞。
自身の楽曲が沢山の人から愛されている事に対する率直な感謝の気持ちが伝わってきました。
彼の愛や恋といったテーマも、こういった人との出会いを大事にしていることから生まれているのかもしれませんね。
記事の最後に、この記事を読んでいただいた方におすすめの記事をご紹介します。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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