あれほど深く愛していたのに、もう元カノに会うことすらできない主人公。
もちろん復縁することも到底できません。
どんなに2人の間に愛があったとしても、結ばれることは決してないのです。
別れた後も元カノのことを思い続けるくらい好きなのに、絶対に結ばれないなんて、とても切ないですね…。
2番~ラストの歌詞
2人が別れた原因は?
ちょっとだけ期待してた 僕が有名になって
君のお母さんも認めるくらい稼げば・・・
出典: さよなら冬美/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
ここでは、主人公と元カノが別れた原因について書かれています。
「君のお母さんも認めるくらい稼げば」といっていますね。
主人公と元カノが付き合っていた当時、主人公は芸能界で成功しようと努力していたのでしょう。
しかし、元カノのお母さんは主人公の夢を応援してはくれなかったようです。
お母さんの立場からしてみたら、成功するかも分からない駆け出しの芸能人に大事な娘を渡すわけにはいかなかったのです。
お母さんの反対により、2人は泣く泣く別れを選びました。
それから数年後、主人公は一気に有名になり、芸能界で成功をおさめたのです。
芸能のお仕事で十分食べていけるようになった主人公。
なので「もしかしたら元カノのお母さんからお許しが出て、復縁できるかも」と少しだけ期待したのです。
でも、元カノから連絡は一切ありませんでした。
お母さんが許してくれなかったのか、はたまた元カノに新しい恋人ができたのかは分かりません。
だけど、主人公が有名になっても恋心が報われることはなかったのです。
今更会いに行くことなんてできない
今更どの面下げて会いに行くつもりなんだろう
出典: さよなら冬美/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
彼女と別れる前、きっと元カノのお母さんから厳しいことをいわれたのでしょう。
それに今は芸能界で成功していても、このまま一生安定という保証はどこにもありません。
今更元カノを探して会いに行っても、元カノやお母さんに合わせる顔がないと思っているようです。
「成功すれば元カノに会えるかも」と思って頑張っていたのに、成功しても復縁できないというのはとても悲しいですね。
会えないと頭では分かっているのに…
もう会えることは無いんだと 頭じゃ解っているのに
冬の香りがすると君が すぐそばに居るようで
出典: さよなら冬美/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
有名になっても元カノに会えることはないと分かった今、もう希望は断たれてしまいました。
それでも冬がやってくると、大好きだった元カノのことを思い出してしまうのです。
頭では「もう会えない」「忘れたほうが自分のため」と分かっていても、心ではそうすることができません。
とても切ない状況ですね…。
夢の中に登場する元カノ
いつまで引きずるの? 夢でだけ笑ってる
出典: さよなら冬美/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
「いつまで引きずるの?」と自分にいい聞かせる主人公。
元カノのことを引きずったところで、何の解決にもなりません。
それでもやっぱり忘れられなくて、元カノが今でも夢の中に登場してしまいます。
夢の中の元カノはいつも笑っていて、きっと付き合っていた当時の幸せな表情を見せてくれているのでしょう。
でも、目が覚めるとそこに彼女はいなくて、虚しい現実に引き戻されます。
どんなに会いたくても、夢の中でしか元カノに会うことができないのです。
嫌いになることもできなかった
こんなに苦しませるから 君を憎んでやろうとしたけど
嫌いになれない恋心 片思いでいいから
出典: さよなら冬美/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔
元カノのことを忘れるために、あえて元カノを憎もうとしたこともありました。
でも、大好きだった元カノをいきなり嫌いになるなんて、主人公にはできなかったのです。
嫌いになれなくて、それどころか好きな気持ちが溢れだしてしまい、その結果苦しくなる…。
いつまでたってもそのループから抜け出すことができず、ひたすら片思いしている状態が続いているようです。