sumikaのメジャー5枚目のシングル
「本音」は2021年1月6日にリリースされた、sumikaのメジャーデビュー後5枚目のシングルです。
この曲は、第99回全国高校サッカー選手権大会応援歌のために書き下ろされました。
疾走感溢れるテンポの良さとともに歌詞の温かさが伝わってくる1曲仕上がっていきます。
それによってサッカーに打ち込む高校生を思い浮かべやすくなります。
さらに高校での部活など青春を思い出させてくれるでしょう。
YouTubeに公開されているのでぜひご覧ください!
辞めたくないもの
セリフでスタートする歌詞
「ああ辞めちまおうかな」
一人こぶしを握って爪が刺さった
「ああ辞めたくないよな」
本音はいつも君と肩を組んだ後
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
歌い出しはセリフから始まっています。
全国高校サッカーの曲ということもあり、部活で感じる葛藤が描かれているのです。
部活でどうしても上手くいかない時、辞めたい気持ちになってしまうこともあるでしょう。
しかし簡単に諦めたくない、辞めたくないという気持ちもあり、青春らしい葛藤が入り交じっているようです。
そして、やはり辞めたくないという気持ちを再確認するのは“君”といる時だと感じています。
この曲での“君”は、僕と一緒にサッカーをしている仲間たちのことでしょう。
話し言葉や気持ちの変化をセリフで表現することで、よりストレートに感情が伝わってきます。
流してきた涙
誰より泣いてきた君だと
近くにいた僕には分かる
きっとこの先
もう出会えない
仲間だと
奇跡だと
分かるから
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
例えば試合に負けた時、悔しく感じているのは自分だけでなく周りの仲間たちも同じはずです。
僕たちは、ともにたくさんの悔し涙を流してきました。
だからこそ、同じ痛みを分かち合える君は奇跡の仲間だと感じているという青春が描かれています。
実際に同じ痛みを抱え、乗り越えてきた仲間の存在は驚くほどに大きいと感じているようです。
本音で伝えていく心の変化
立ち止まらずに
走れ走れ走れ
涙より早く
走れ走れ
君と後悔より先へ
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
走れということは、グランドを力いっぱい走っていることにもつなげているように感じられます。
これまで僕は何度も悔しい思いをしてきたのでしょう。
真剣に取り組んだからこそ、負けたときは涙が出るものです。
しかし、悔しさを抱えて立ち止まっていては、何も変えられません。
涙を流して立ち止まっているのではなく、その間に練習すれば次に繋げられるはずです。
足りないところを仲間たちと見つけて、次のチャンスを掴むことに集中しようとしているのでしょう。
悔し涙を流す仲間たちと奮起していくことで、未来に向かう気持ちを表していると読み取れます。
仲間たちからの声
ありふれた言葉でも
「大丈夫 大丈夫」
共に行こう
挑め挑め
痛み悩み知る君と
醒めない醒めない
夢の続きがまだ見たい
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之