僕のささやかな勇気は 誰を救えただろう
戻れない時間の中で 何を信じてこれたろう

出典: Prologue End/作詞:林保徳 作曲:林保徳

傷ついて傷つけて生きていくのも人間ですが、支え合っているのも人間です。

その支え合いの中で、自分のちょっとした勇気が誰かを救っている事もあるかもしれません。

傷つけてしまった事も心の内の出来事なので、なかなか知ることは出来ません。

それと同様、救われていることも本人にしかわかりませんね。

この歌詞からは前向きに考えるようになっている「僕」がわかります。

きっと「君」と出会えたから、救われたのでしょう。

それに気が付いたから、今まで「僕」はどれだけの人を救ってこれたのだろう…と考えられた。

そして、「君」を信じることができたから、今まで何人の人を信じてきたのだろうか。

そんな事が思えるようになったのかもしれませんね。

プラスの感情に気が付いたから、プラスになる出来事を振り返れる。

それも大切な人と出会えたからできた成長なのかもしれません。

「愛」が救うもの

人は愛を知る事で 救われるか弱き者だとしたら
僕は今君を 愛する事も許されますか? この喜びも…

出典: Prologue End/作詞:林保徳 作曲:林保徳

「愛は人を救う」

よく耳にするフレーズです。

確かに「愛」を知る事ができたから、同じように人に愛を与えることができます。

そして人間は「愛」を必要とする生き物です。

「愛」が無いと寂しさを感じます。

「愛」ってなんなのか…。

一生かけて考えていく事の様にも感じます。

そして、一人では絶対に答えを導きだすことはできませんね。

例え愛することが許されない状況にいたとしても、きっと心を止めることはできません。

自然と湧いてくる感情でもあるのが「愛」なのでしょう。

愛することを「喜び」だとしたら…。

自分が愛する人とも共有したい。そうして「愛」は広がっていくのかもしれませんね。

「君」を知って気付けたこと

また夢を見ていいですか?
歩き出してもいいですか?
少し泣いてもいいですか?
瞳を閉じ 生きている意味を感じるよ

出典: Prologue End/作詞:林保徳 作曲:林保徳

「君」と出会う前はきっと絶望の中にいたのかもしれません。

夢を見る事も、前に向かって歩くことも、泣く事もできない苦しみの中。

「死」すらも考えたのでしょう。

「君」と出会えたことで、前を向けるようになって夢を見れるようになった。

そして、涙を流せる余裕が生まれ、生きている実感を得たのでしょう。

誓いの言葉

君を愛すと誓ったから
君と生きると誓ったから
君を守ると誓ったから
僕の中にあるすべてをかけて…

出典: Prologue End/作詞:林保徳 作曲:林保徳

この部分の歌詞はこの曲の中でも一番重要で、一番心を揺さぶられる歌詞でしょう。

人生を変えてくれた「君」に対して、自分が持つすべてをかけて「君」を愛し、守り、共に生きる。

そう「神」に誓ったのでしょう。

これまでの歌詞に疑問を投げかけている歌詞が登場しました。

きっとその疑問を投げかけている相手は全てを知る「神」だったのかもしれません。

しかし、とても素敵なサビの歌詞ですね。

そしてどこかで聞いたことがあるフレーズだと思いませんか?

そう、結婚式で誓うあの言葉たちです。

この歌詞があるので、結婚式で「Prologue End」を使用するカップルも多いのだとか

筆者もこの曲を流して結婚式が出来たら幸せだろうなーっと妄想していました(笑)

そして、メロディーも一番盛り上がりを見せる部分なので、心を打ち涙があふれるかもしれません。

こんな素敵な曲を書いてくれてyasuさんありがとうという気持ちでいっぱいです。

「君」を守り救いたい気持ち

「君」を守りたい

儚き命が…哀しき時代が…君の涙を去らわないように
せめて僕が救えるなら  少し強くなれるだろう
君の幸せだけのために…

出典: Prologue End/作詞:林保徳 作曲:林保徳

「死」は誰にでも必ず訪れます。

それでも後に残された人がずっと哀しみの中にいなくて済むような「死」を選びたいものです。

例えば、健康に長生きして寿命で最期を迎えられたら、「良い最期」として終われます。

若くして亡くなってしまったり、自ら命を絶ったり…。

命の儚さを感じてしまいます。

出来れば大切な「君」にはそんな気持ちを味わってほしくない

そして、戦争といった罪の無い命が失われるような哀しい出来事が「君」を襲ってほしくない。

「君」が「僕」の人生を変えて救ってくれたように、「僕」も「君」を救いたい

本当に心から愛している様子がこの歌詞から感じとれました。

「君」を救えることで「僕」も少しは強くなれる気がする。

だから、そうやって「僕」は「君」が幸せになれるように強く生きるんだ…という感情も伝わってきました。

今「幸せ」の中にいる実感