才悩人応援歌【BUMP OF CHICKEN】背中を押してくれる歌詞とは？アルバム＆コード情報あり♪

みなさんは、「才能」という言葉に対してどんなイメージをもっていますか？

自分の中に眠っているもの？他の誰かが持っているもの？努力で超越できるもの？ただ羨ましいと見上げるしかないもの？

人によって答えは違うでしょう。

 今まで生きてきた中で、何か大きな壁に突き当たり、挫折を味わった過去を持つ人もいるのではないかと思います。

諦めてしまいたくなった時、「自分には才能がないから仕方ないんだ」と言い聞かせて納得しようとしていませんでしたか？

再び同じ道を進もうと立ち上がる事も、別の道を模索する事も、自分で選んだ答えなのであれば決して間違いではありません。

きっと、どちらも正しいからこそ、人は迷い悩むのでしょう。

 BUMP OF CHICKENの「才悩人応援歌」は、そんな気持ちを抱えて日々を過ごしている人を肯定し、寄り添ってくれる曲になっています。

「才悩人応援歌」は、BUMP OF CHICKENの通算５枚目になるアルバム「orbital period」に収録されている楽曲です。

2007年12月、4枚目のアルバム「ユグドラシル」から3年4か月の期間を経てリリースされたこのアルバムは、オリコンチャートで最高2位を獲得しました。

「才悩人応援歌」の他にも、ＣＭソングの「涙のふるさと」や、PS2専用ソフト『テイルズ オブ ジ アビス』の主題歌に起用された「カルマ」などが収録されています。

「才悩人応援歌」は、一体どのような経緯で生まれた楽曲なのでしょうか？

実はこれ、じっくりと長い時間をかけて練られた曲、というわけではないのです。

作詞・作曲を担当した藤原基央さん曰く「バーっと書いた曲」であるらしく、制作中の意図もはっきりとは覚えていないとのこと。

楽曲の方向性を確認するために行う簡単なレコーディングをプリプロダクション（通称：プリプロ）と呼びます。

そのプリプロの前日までイメージがまとまらず、当日に勢いで弾き語りをしたのだそうです。

リズムの取り方やフレーズ頭の入り方がトリッキーで、なかなか癖のあるこの曲。誕生の逸話を聞くと確かに納得できますね。

それでもこうして世に広く認知され、多くの人の心を掴む楽曲として完成させられるのがプロの技だなと思います。

「才悩人応援歌」のギターコード譜やスコアも発表されていますので、興味のある人はぜひ演奏の方にも挑戦してみてください。

BUMP OF CHICKENはギターが主体のロックバンドですから、難しい分かなり格好良くて楽しいはずです。

子供の頃、自分が「得意だ」と胸を張って言えていたことが、今ではもう言えなくなってしまいました。

成長し、世界が広がり、様々な人と出会う中で、自分よりも上がいることを知ってしまったからです。

それを得意だと口にできなくなり、いつしかそんなことを言っていた事実さえ忘れてゆきました。

 この世界の主人公は自分じゃない。わざわざ誰かに言われなくても、そんなことくらい分かっています。

自分1人が少し怠けたところで、別に誰も困らないのです。

他人から見たら平凡で退屈なのだろう生活が、今日も始まります。いつも通りです。

けれど、自分はそんな毎日を、それでも必死に生きているつもりでした。平凡な生活の中でも悩み、迷い、落ち込みながらも、世界の隅にしがみ付いているのです。

応援されることなどありません。注目を浴びることもありません。そもそも期待されていないのです。他人からも、自分自身からも。