4位は全曲未発表曲の意欲作
ユーモラスで切ない歌詞が話題
別れ話の帰り道 悲しくなんてなかったよ
フラれた方は僕なのに 泣いていたのは君の方
どこもかしこも駐車場だね どこもかしこも駐車場だよ
どこもかしこも駐車場だわ どこもかしこも駐車場だぜ
どこもかしこも駐車場 こんなになくてもいいのにさ
出典: どこもかしこも駐車場/作詞:森山直太朗 御徒町凧 作曲:森山直太朗 御徒町凧
切ない別れのシーンでも目に入ってくるのは無機質な駐車場。
東京オリンピックの再開発が始まる前の東京の街並みをよく表現しています。
駐車場なんて愛の歌のモチーフにはなりえないと思われていそうです。
でも、この曲は駐車場で愛の切なさを歌にしてしまいました。
森山直太朗と御徒町凧は特異な才能の持ち主ですね。
石川鷹彦のプロデュース力が素晴らしい
3位は森山直太朗登場!
3位「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」2002年10月2日発売
10位の「直太朗」でも書きましたが、アーティストの本質は最初の作品にすべて現れます。
このコア・アルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」は森山直太朗名義の最初の作品です。
日本中を驚かせた「さくら」が収められ、新人アーティストにしては異例の大ヒットを記録しました。
森山直太朗のイメージがこのコア・アルバムで結晶したままのひとも多いはずです。
森山直太朗の足跡を振り返る上で避けて通れない作品集であります。
ささやくようなヴォーカルに酔う
1曲目の「レスター」のささやくようなヴォーカルから虜にされてしまいます。
夕方四時 また寝過ごしてしまったようで
黄色い空の中に 置いてけぼりにされていた
君にすぐにでも 会いに行きたいのだけれど
傷ついてしまうことが怖くて 膝を抱えていた
出典: レスター/作詞:森山直太朗 御徒町凧 作曲:森山直太朗
2位はオールタイム・ベスト
2位「大傑作選」2016年9月21日発売
森山直太朗の2016年時点でのオールタイム・ベストです。
彼の膨大な作品群の中で何を最初に聴いていいか分からない方はこのベスト盤から入門するのがいいと思います。