切なさの中に美しさを垣間見れる名曲!
「春雨」は1981年にリリースされた比較的古い曲ですが歌詞の意味がとても切ないことで知られています。しかし、じっくりとこの曲を聞くと切なさの中に秘められた美しさを感じることができます。
今回は「春雨」とは一体どんな曲なのか、歌詞にはどんな意味が秘められているのかを考えていきます!よく意味を考えながら聞くとあなたならではの感じ方ができるかもしれません。
収録情報もとっても気になる♪
この曲は比較的古い楽曲であることを見ていきました。しかし、今でもなお名曲の一つに数え上げられています。
ここで、この曲の収録情報についても見ていきましょう。「春雨」はアルバム「何処へ」に収録されています。このアルバムの収録情報は以下の通りです。
SIDE 1
1. 午前零時
2. 小さな屋根の下
3. まだ見ぬ人へ
4. 遠ざかる日
5. 浜辺にて
SIDE 2
1. 春雨
2. 19の秋
3. 何故か
4. 未成年
5. 歌人
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%95%E5%87%A6%E3%81%B8_(%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0)
収録曲の中には今ではあまり知られていないような曲も含まれています。「春雨」を村下孝蔵の他の曲を聞いてみたくなることがあるかもしれません。
そうした時には是非これらの曲を聞いてみるのはいかがでしょうか?きっと村下孝蔵の曲の素晴らしさを実感することができるでしょう!
歌詞の意味&コード譜に注目♪
ここでは「春雨」の切なくも美しい歌詞に秘められた意味を見ていくとともに、コード譜にも注目していきます。
この曲を弾いてみたいと思っている人は是非コード譜も同時にチェックしてみてください!
いきなり切ない歌詞が登場
Em Am D7 G
心を編んだセーター 渡す事もできず
B7 Em Am B7
一人 部屋で 解(ほど)く糸に想い出を辿りながら
Em Am D7 G
あの人が好きだった 悲しい恋の歌
B7 Em Am B7 Em E7
いつも 一人 聞いた 古いレコードに傷をつけた
出典: 春雨/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵
出だしからいきなり切なさを感じさせる歌詞が出てきます。
恋人にプレゼントしようと思ってセーターを編んだものの、渡すことができなかったようですね。
仕方なく編んだセーターを解いている様子を想像することができるでしょう。
プレゼントしたくて一生懸命編んだセーター、それにはきっと愛情も込められていたことでしょう。
しかし、何らかの理由で渡せなかった、その心境を考えると切なさを感じるのではないでしょうか?
登場人物の心境を考えるとなんとも言えない気持ちになるかもしれません。
そんな主人公の心境をうまく表現したのが歌詞に登場する「悲しい恋の歌」なのかもしれませんね。
悲しい恋と聞くとどうしても別れを思い浮かべるものです。望んだ別れであれ望まなかった別れであれ悲しさや切なさを覚えるものなのではないでしょうか?
レコードが傷つくほど繰り返し聞いている様子を想像してみてください。きっとその切なさを感じることができるでしょう。
恋人との別れをイメージしながら聞いてみよう
Am D7 Bm Em
くり返す声が 今も谺のように
Am B7 Em E7
心の中で 廻り続ける
Am D7 Bm7-5 E7
電話の度 に サヨナラ 言ったのに
Am B7 C D C C
どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ
出典: 春雨/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵
この歌詞で登場する「くり返す声」とはきっと恋人の声なのかもしれません。別れてもなおちょっとした時に以前の恋人のことを思い出すようです。
続く部分の「心の中で廻り続ける」という表現から長い時間が経ってもそのような切なさを感じる時があるということを思い起こさせてくれます。
楽しかった思い出や辛かった思い出など共に過ごした日々は忘れることができないのかもしれませんね。
続く部分からも切なさや悲しさを感じることができます。さらに、詩的な表現を用いることによって表現されている切なさの中にも美しさを垣間見ることができます。
まさに名曲と言われる所以かもしれませんね♪
別れの理由を垣間見れる部分
Em Am D7 G
あの人を変えた都会(まち)すべて憎みたいわ
B7 Em Am B7
灯り消して 壁にもたれ 木枯しは愛を枯らす
Em Am D7 G
せめて もう少しだけ 知らずにいたかった
B7 Em Am B7 Em E7
春の雨に 頬を濡らし 涙を隠したいから
出典: 春雨/作詞:村下孝蔵 作曲:村下孝蔵