太田裕美のこの冗談は史実としても真実なのではないでしょうか。

いま遠距離恋愛をしている方にはつらい結末の歌詞になりますが、いまと1975年では時代が違います。

スマートフォンやSNSの普及で遠距離恋愛もそれほどハードルは高くなくなりました。

また、東京という街にかつての時代ほどの魔力はなくなっています。

東京・九州間も飛行機ですぐに帰れる。

詩情はなくなってしまいましたが、遠距離恋愛のスタイルが変わること自体は悪いことではないはずです。

遠距離恋愛が大変だった時代を思い浮かべながら、この曲を愛し続けていきたい。

悲恋を描いた曲ですが、いつまでも若々しい印象が「木綿のハンカチーフ」の最大の魅力です

太田裕美、松本隆、筒美京平、すべてのエレメントが大事。

1975年、日本の歌謡界に起きた素晴らしい奇跡、それが「木綿のハンカチーフ」です

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太田裕美の、もしくは大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」

どちらの歌唱ヴァージョンも聴き応えがあります。

この曲を徹底解説いたしました。

1980年も暮れかけた頃、太田裕美の歌声で解き放たれた「さらばシベリア鉄道」。その後たくさんの人が歌い、多くのバージョンが残されています。 本稿では原点を求め、最初に歌った太田裕美版と作曲者である大瀧詠一版について解説します。

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松本隆が吉田拓郎とタッグを組んでフォークと向き合った名盤「ローリング30」。

アルバムから名曲「外は白い雪の夜」の歌詞の徹底解説です

「木綿のハンカチーフ」同様、話者が男女交互に変わっていく歌詞になっています。

ぜひご覧ください。

1978年、吉田拓郎のアルバム「ローリング30」に収録された「外は白い雪の夜」は作詞に松本隆を迎えた名曲です。まるで映画を観ているように情景が浮かぶこの作品は多くの人に愛されました。別れ話を巧みな話法で描いた歌詞が美しいです。紐解いていきましょう。

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