「恋の始まる方程式」ってどんな曲?

甘酸っぱい恋

2019年5月18日、After the Rainが甘酸っぱい恋の楽曲をリリースしました。

タイトルは「恋の始まる方程式」。

結成当時は痛々しい胸の内を表現することの多かった彼らですが、こちらの楽曲は違います。

トキメキを感じた瞬間を、力強くも優しく歌い上げているのです。

ハモりは本当に息が合っていて美しい…。

今回は美しい声で表現する歌詞に注目していきます。

MVをチェック

明るいポップな色彩

こちらは「恋の始まる方程式」のMVです。

舞台は学校。

登場人物は学生を想定しているようですね。

眼鏡をかけた少年は、長髪の可愛らしい少女に恋焦がれています。

そして、画面にしきりに映し出される数式はタイトルの「方程式」から由来しているのでしょう。

明るいポップな色彩が、この楽曲に込められた温かいメッセージを投影しています。

では、歌詞を読み解いていきましょう。

恋心と戸惑い

まずは甘酸っぱい恋の一場面が展開されます。

前半では恋に直面した時に感じるモヤモヤとした不安。

そして、後半では恋に落ちた瞬間が描かれています。

恐れているのは?

解いたら結べない
そんな距離感が怖くて
臆病なネクタイと
掛け違えたボタン

出典: 恋の始まる方程式/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

好きな人との距離感に悩んでいるのでしょうか?

一度仲がこじれてしまえば、もう元のように仲良く過ごすことはできない…。

それを恐れているのかもしれません。

いつか来る別れを想像してしまうと臆病になるのが恋愛だと思います。

ネクタイを締めるように、関係性を深める勇気はない。

かといってモヤモヤとした気持ちは静まることがない。

主人公は自分の中で湧き上がる感情に戸惑っているようですね。

それは春先の出来事

曖昧な気持ちに
色を入れたのは春先
制服の裾を直し
振り返る君だった

出典: 恋の始まる方程式/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

「色」というのは何のことでしょうか?

恋をすると世界の「色」が変わって見えます。

同じ景色でさえもキラキラと輝いて感じるでしょう。

つまり、最初の2行は「春先に恋をした」という意味。

厳密には「曖昧な恋心」が「確かな恋心」に変わったのだと思います。

自然と恋のスイッチが入るタイミングを経験したことはありませんか?

主人公は、君の振り向き際の姿に思わず心惹かれてしまったのですね。

愛情が分からない

恋に落ちた主人公は、なかなか恋愛に前向きになれません。

そもそも愛情に不慣れなのです。

ここではその理由が表現されています。