2年振りの「Royal Scandal」シリーズ!「ビタースウィート」を公開

2018年12月9日、動画投稿サイト出身のアーティストの中でも群を抜く人気を誇っているluz新曲「ビタースウィート」を公開しました!

これは続き物のシナリオで描かれていることでファンの間でも人気が高い「Royal Scandal」というシリーズの最新作。

この前の作品にあたる「ビーストインザビューティ」は2016年に公開されたもの。

2年ばかり期間が開いたため、もうシリーズが完結してしまったと思っていたファンも多いのではないでしょうか。

その分今回の最新作の公開を受けての喜びも大きいというものですね。

全5曲のストーリーで構成されるRoyal Scandalシリーズ

Royal Scandalは「Bar Masqueradeを舞台に繰り広げられる愛と憎悪の物語」。

作品は今回紹介する「ビタースウィート」を含めると、全部で5曲で物語が構成されることになりますね。

  • チェリーハント
  • クイーンオブハート
  • REVOLVER
  • ビーストインザビューティ

の順で時系列が進んで行きます。興味のある方は他の楽曲も探してみるといいでしょう。

MVでは毎度のごとく、歌詞の内容に準じたアニメーションが描かれます。

今回は特に2年経っていることもあり、過去作で登場したキャラクターの成長した姿が見られたりと昔ながらのファンには感慨深いものがあったようですね。

そしてシリーズものと言われると、「断片だけを聴いても話がわからないのでは?」という意見もありそうです。

でもRoyal Scandalシリーズにおいてはそんな心配も無用。

登場人物こそ共通で出てくるものの、それぞれの話は1つずつでも完結しているのでどの曲から聴いても楽しめます!

ジャジーな楽曲をバックに妖艶に歌い上げるluz

楽曲はAメロなどで聴かせるダンサブルなパートと、Bメロ、サビなどのジャジーなパートが交錯する妖艶なイメージ。

甘い歌声が持ち味のluzにとってはまさにこれといった曲調ですね。

Bメロで聴かせる囁くようなラップパート、サビでは裏声を交えた歌唱と一段とセクシーに歌い上げます。

MVをざっと解釈!

MVはBar Masqueradeで歌っていた女性に男性が恋に落ちるところから。

男性は見るからに高い地位を有する人物で、彼女をバーなんかで歌わずにもっと大きな舞台へとといった様子で誘います。

それを条件に彼女を自分のものにするつもりだったのでしょう。

そして彼女がそれを受け入れたのは、自分の夢のためだったのでしょうか。

しかし彼女にはお互いに惹かれ合っているバーテンダーの男性が居た様子。

クライマックスのシーンでは別の女性に諭された彼が奪われた彼女を取り戻しにやって来る…ざっとこんな感じですね。

詳細は歌詞に描かれていることでしょう。ここからその内容を解釈していきます!

刺激を求めてやって来たバー、歌っていた女性に惹かれていく男性

熱い夜を求めて、抜け出す午前0時。
こんな前戯[イントロ]じゃあ僕は満足[みた]されないよ。

出典: ビタースウィート/作詞:奏音69 作曲:奏音69

主人公の男性はその地位の高さからでしょうか、束縛される日々に退屈を覚えているようです。

そんな彼が真夜中に刺激を求めて、Bar Masqueradeへやってきます。

「こんなイントロじゃ満たされない」と、バーで奏でられる音楽に対して「自分の耳は肥えてるんだ」と言わんばかりですね。

男性が惹かれた歌声の主を「灰かぶりの歌姫」と呼んだのは

luz【ビタースウィート】歌詞&MV考察!ガラスの靴を履いて…「Royal Scandal」の舞台への画像

そして君を見つけた。灰かぶりの歌姫。
なぜ哀愁[かなし]げな声で君は歌うの?

出典: ビタースウィート/作詞:奏音69 作曲:奏音69

自分の耳は肥えていると高をくくっていた主人公ですが、バーで歌っていた女性の歌声に惹かれる描写がここで登場します。

「灰かぶりの歌姫」と表現されているのは、彼からすればその女性がみすぼらしい格好をしていたということでしょうか?

または「こんなくだらないバーなんかで歌って…」のような意味が込められているようにも感じます。

哀しげな歌声に惹かれたというところは、弱っている女性に男は弱いということを彷彿とさせていますね。

簡単にはなびかない彼女に対して主人公は