『僕だけがいない街』って?
「Re:Re:」をご紹介していく前に、まずは『僕だけがいない街』の基本情報をお伝えしていきます。
『僕だけがいない街』ってどんなお話?
売れない漫画家の藤沼悟が主人公の『僕だけがいない街』は、小説・漫画・映画・アニメなど様々な媒体で展開されているミステリー作品です。
原作は漫画で、三部けいさんが原作者です。
タイムリープを軸に、主人公の身の上に起こった不幸な事件を彼がどうにか解決していこうとする物語で、漫画はページをめくるごとにドキドキと“??”が止まらないですね。
アニメはフジテレビ系列のノイタミナ枠で放送され、そのOP曲となったのが、今回ご紹介しているASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」でした。
OPは「Re:Re:」に決定!
人気漫画となった『僕だけがいない街』ですが、アニメになり、その人気はさらに上がります。
ファンの間で、この作品の世界観を壊さないでいてくれるOP曲はなんだ?!と話題になりましたが、アジカンの楽曲がOPになると聞いて多くのファンが“ぴったり!”と思ったそうです。
楽曲のMV情報はこちら
「RE:RE:」のMVは2017年12月現在、YouTubeで公開されています。
ただしショートバージョンになりますが。
しかし、ショートバージョンであっても、特長的なアジカンの楽曲はしっかり雰囲気が伝わってきますよ!
気になる歌詞が知りたい!
ここからは原作とぴったりマッチしていると話題の「RE:RE:」の歌詞を見ていきましょう!
僕の孤独と癒えない傷と
君を待った
僕は待った
途切れない明日も過ぎて行って
立ち止まって振り返って
とめどない今日を嘆き合った
出典: Re:Re:/作詞:後藤正文 作曲:山田貴洋
今は今しかないと、本当に気が付くのは、きっと随分と時間が過ぎてからなんでしょう。
ミステリーとか原作とかをおいておいて、時は過ぎゆくものであり、後悔先に立たずを身に染みて感じるのは、今ではなく時間が過ぎてから。
あの時こうすれば、あの時こっちの選択をしていれば……人はいつも迷い、自信を持っている時ばかりではありませんね。
私たちが今できるのは、瞬間を楽しむことでなければ、とめどない今日を嘆き合うことだけなのかもしれません。
記憶だって 永遠になんて
残らないものとおもい知って
僕はずっと掻きむしって
心の隅っこで泣いた
出典: Re:Re:/作詞:後藤正文 作曲:山田貴洋
青春時代をリアルタイムに過ごしている時には、嫌なこともしんどいことも、逃げ出したいこともあったはずなのに、振り返ると若い頃の記憶ってキラキラして見える人は多いですよね。
他にも、いっぱいケンカして別れたはずなのに、別れた恋人について思い出すことは、良い想い出ばかりだとか。
人間の記憶なんて、しょせん自分が良いように改ざんしているものかもしれません。
本当の記憶なんて、永遠に残ることはないのではないでしょうか。
これは自分にだけ当てはまることではなく、周囲の人もきっと同じで、自分が好きな人にとってもきっと同じ。
自分が覚えていても、大事な人は自分にとっての大切な思い出を忘れてしまっていることだってあり得るのです。
こうしたことに気づいたら、私たちは心の隅で泣く他、手段を持ち合わせていない気がします。
そしてどうかなくさないでよって
高架下、過ぎる日々を
後悔してんだよって そう言い逃したあの日
出典: Re:Re:/作詞:後藤正文 作曲:山田貴洋
記憶をずっと持っている事、これは誰にも強要できません。
でも、若気の至りで、自分のことを忘れないで!って言ってしまったあの日……。
これは大人になると大きな後悔になることもあるでしょう。