楽曲について

SKE48【手をつなぎながら】歌詞の意味を徹底解釈!私はなぜ泣いたのか?あのステージについて紐解くの画像

「手をつなぎながら」はSKE48チームSの劇場公演の演目として歌唱され、のちにCD化した楽曲です。

公演タイトルは『チームS 2nd Stage「手をつなぎながら」』。詳しい内容は下記の通りです。

SKE48チームSの2nd公演であり、SKE48として初めてのオリジナル公演である。SKE48チームKIIの2nd公演、HKT48の1st(研究生)公演、HKT48チームHの1st公演、AKB48チーム4の2nd公演でも使用された。
2014年5月2日よりSKE48チームEの4th公演としても行われている。2015年3月15日よりJKT48チームTの2nd公演として使用された。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/チームS_2nd_Stage「手をつなぎながら」

2009年2月にSKE48初のオリジナル公演として始まって以来、多くのメンバーによって公演されてきました。

初回公演のメンバーはこちらの16人。

出演メンバー
大矢真那・小野晴香・桑原みずき・新海里奈・高井つき奈・高田志織・出口陽・中西優香・平田璃香子・平松可奈子・松井珠理奈・松井玲奈・松下唯・森紗雪・矢神久美・山下もえ

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/チームS_2nd_Stage「手をつなぎながら」

「手をつなぎながら」は公演の参加メンバー全員で歌う楽曲となっています。

歌詞には桜舞う春の風景や始まったばかりの新生活に戸惑う気持ち。

そしてそんな不安に揺らぐ心を支えてくれる存在が描かれています。

さらに歌を通して主人公の心の変化や、目標に向かって進んでいく強さを得ていく様子も描かれているのです。

そこに込められた意味を紐解いていきましょう。

不安の新生活

浮かない心

桜咲く門を緊張しながら
春風に押され 入学した日
まわりのみんなが輝いて見えて
私一人だけ自信がなかった

出典: 手をつなぎながら/作詞:秋元康 作曲:小網準

桜が彩る校門の風景から歌は始まります。

どうやら入学したばかりの学校の風景のようです。

新たな出会いや未知なる経験を前に新生活は心躍るもの。

ですが、主人公はなにやら不安そうな面もちをしていますね。

その心境が歌詞に描かれています。

堂々と前を向いて楽しんでいる周りの人々とは対照的に、彼女は下を向いて俯いているようです。

心の憂鬱の理由は続く歌詞に描かれています。

苦しみの理由

厳しい授業の後で 泣いた
何度もここから逃げたくなった
やっぱり無理かもしれない
すべてをあきらめかけた時

出典: 手をつなぎながら/作詞:秋元康 作曲:小網準

入学した学校が、自分よりも少しだけレベルの高いところだったのでしょう。

進学前は成績が良かった人でも、学力値が近い人が集まる学校では自分の実力は平均になります。

授業は以前よりもずっと難しく感じますし、上を見れば自分よりも優れた人が沢山存在するのです。

周りの人がみな優れていて、自分がひどく劣っているように感じる。

こうした悩みを進学後に抱えた人もいるのではないでしょうか。

これまでもっていた自信が打ち砕かれ、落ち込んでしまうことはめずらしくありません。

ここは自分のいるべき場所ではない。主人公はそんな風に思っているのでしょう。

ですが、そんな彼女に光が射し込みます。

差し込んだ光

ぎゅっと手をつなぎながら
にこっと微笑んでくれた
名前覚えたばかりの
同じ制服の友よ
「きっと 廊下の先に
夢が待ってると思う
だから 一緒に行こうよ」
そっと 小さな声で
分け合ったその勇気

出典: 手をつなぎながら/作詞:秋元康 作曲:小網準

不安と孤独に苛まれる心に、手のひらからの温もりが伝わります。

一人の友達の存在が主人公の心を支え、救いになってくれたのですね。

まだ出会ったばかりでその子のことを深く知らなかったとしても、心と心は通じ合うことができます。

悩みや苦しみを分かち合える、信頼できる存在になれるのです。

そんな友達が力強い励ましの言葉をくれました。

その言葉が前に進むための確かな力となって、主人公に立ち上がるきっかけをくれたのです。

季節は巡り