ドリーミング【サンサンたいそう】歌詞の意味を解説！サンサンの意味って？みんなで仲良く踊ってみよう！

アンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマン。

彼らは、兄弟と呼び合うほどに強い絆で繋がっていて、難解なミッションにも果敢に立ち向かいます。

空腹の人々に自身の顔を分け与えたり、危険を顧みずに救出活動にあたったり…。

パンを模した可愛い見た目とは裏腹に、強靭な精神と力を持っているのです。

彼らのように心優しいヒーローになろう。身体を動かして逞しくなろう。

そのような意味合いを歌詞の「～さんにん～」が持っているのかもしれません。

Cメロは、アンパンマンたちの宿敵が登場します。

ばいきんまんとドキンちゃんは、いたずらが大好きなバイキンです。

自己犠牲を徹底しているアンパンマンとは正反対。

自分の欲求を満たすために行動します。

人間の悪の心を体現したようなキャラクターなのです。

他方、ホラーマンは、善と悪の境界線が無く、中立的なポジションをとっています。

状況によって敵になったり、味方になったりする日和見主義者。

不思議な存在です。

しかし、彼らが居るからこそ、アンパンマンたちヒーローが光り輝くのではないでしょうか。

そのため、曲中で「悪者」や「ライバル」と彼らを呼んでいません。

アンチヒーローである彼らの登場は、「～あかい～」と予告しています。

言葉の工夫によって、子どもの五感が刺激され、想像力が豊かになりそうです。

「ばいきんまん～ホラーマン」の箇所では、3人のコミカルな雰囲気を楽しめるでしょう。

胸の付近で腕をぐるぐる回転させながら、身体を左右に傾けてください。

その際、屈伸することによって、リズムを取りやすくなります。

Cメロの後半部分です。

サンサンというフレーズがトリオの仲の良さと共に、穏やかな雰囲気を伝えてくれます。

ドキンちゃんが大好きなホラーマン。女王様気質のドキンちゃんに振り回されるばいきんまん。

色々な場面を想起しながら、踊ってみるのもいいかもしれません。

Dメロの始まりに配された「かび～」。

ばいきんまんの手足となって忠実に動く部下、かびるんるんを表しています。

太陽の下、大勢のかびるんるんと共に、ばいきんまんたちが戯れているのでしょう。

それを遠方から見ているのがロールパンナ。

ロールパンナは、ジャムおじさんがメロンパンナの姉として製作しました。

しかし、製作過程で悲劇が。

ばいきんまんが悪の心の根源となるエキスをパン種に混入したのです。

その影響から、善と悪、両方の心を持ち合わせた状態で誕生しました。

皆と仲良く平穏に暮らしたい。戦いなんて嫌い。

本来、優しい性格のロールパンナは、悪の心が強まり好戦的になることを恐れていました。

曲中では、ロールパンナが抱える闇を明るいメロディーと歌詞でかき消しています。

そもそもロールパンナは、1人ぼっちではありません。

妹のメロンパンナの他、弟のクリームパンダが居ます。

妹弟にとって、どのような状況になっても大切な姉であることは変わりません。

「ロールパンナ～」のところでは、物陰に隠れているロールパンナを呼ぶようにポーズをとってみましょう。

両方の手を広げた状態で口元に当て、片方の足のつま先を上に向けてください。

終盤の歌詞です。

「なかよし」というフレーズから、曲中に出てきたキャラクターが和気あいあいとしている様子を窺い知れます。

自身の運命に苦悩するロールパンナ。打倒アンパンマンを目標としているばいきんまん。

誰もが孤独を嫌い、誰かに寄り添いたいと願っています。

歌詞には、やなせたかし氏の経験が反映されているのではないでしょうか。

やなせたかし氏は、戦中・戦後にひもじい思いを味わい、平和な世界の実現を強く望んでいたようです。

皆が無条件で仲良くなれれば、諍いが減るのではないか…。

そのような想いが詞に込められているのかもしれません。