Flipping
through the radio channels
To hear their voice
Sometimes blended
into the noise
It maybe their singing
I hear you
I hear you
I hear you
I hear you
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
同じ言葉の繰り返しが印象的な冒頭のメロディーが再び展開されます。
ボーカルとピアノがクローズアップされ、非常に静謐な雰囲気だった冒頭。
ここではコーラスやダブサウンドも加わり、より華やかになっています。
彼らの声が聴きたくて
ラジオのチャンネルを回してみる
ノイズの向こうに時たま
紛れてくるのは彼らの歌声なのか
聞こえているよ
聞こえているよ
聞こえているよ
聞こえているよ
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
この歌物語の男性主人公がいるのは「天上世界」、複数の人が存在する場所は「現実世界」。
そんな設定が明らかになってきます。
ラジオは電波に乗せて、音声を発信したり受信したりする機械です。
天上世界にいる男性は周波数を合わせて電波をキャッチするかのごとく、現実世界の話に耳を傾けています。
雑音が多い中、美しいメロディーが響くこともあり、しっかり届いていると伝えています。
音に後押しされるもの
The song
about the beauty of love
True forgiveness
It's innocence
Unfinished dream
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
ボーカルとシンセが高揚するパートも、ミニマルに繰り返されます。
さらに分厚く重ねられたサウンドが荘厳華麗に響き渡る印象です。
愛の美しさについての歌
真の許しよ
罪なきものよ
見果てぬ夢よ
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
天上世界の男性は、現実世界の人々が放つ歌に感銘を受けている様子です。
なぜならすばらしい愛にまつわるメッセージが込められているから。
この歌こそ男性が受け取った信号であり世の中を愛で満たす方法でしょう。
音に後押しされて、愛が広く響き渡る光景が浮かんできます。
すべてを包み込んで受け入れるのはたやすいことではないかもしれません。
性善説、性悪説に照らし合わせると、前者を選択することになります。
建前ではなくこうした愛を実践することは険しい道に違いありません。
交差する2つの世界
何が起きているの?
Playing with dolls
and fairies
In the sky
with the ball of light
Sometimes flying away
And fall to the earth
as a shining star
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
人形と妖精と共に
光のボールで遊んでいると
時たま飛んで行ってしまって
地上に流れ星として降り注ぐ
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk
現実世界に存在する人間としては、天上世界で起きていることについては想像するしかありません。
天上世界の男性が戯れている相手は、血の通わない作り物や精霊です。
この相手は天上世界にいるのか、それとも現実世界の人間の話なのか、どちらにも受け取れるかもしれません。
現実世界の人間の中にも様々なタイプがいて、天上世界の男性は例えば精霊タイプと信号をやりとりしている。
これまでの流れを汲むと、そう解釈するのが妥当なようです。
男性は夜空の輝きの中から、信号とすべてを愛で満たす方法が綴られたメッセージを受け取っていました。
こうした信号が夜空に輝くのは、天上世界と現実世界という2つの世界が交差したからではないでしょうか。
しかも信号は、光の発信と受信という遊びから生まれることがわかります。
縮まる距離感
I see you
I see you
I see you
I see you
出典: Signal/作詞:Wonk 作曲:Wonk