This is a song of life 運命なんて
No time for 関係ない Yes, we can beat it
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
【和訳】
これは人生の歌。
時間がない。
ああ、俺たちは打ち負かしてみせるよ。
【解説】
英詞部分だけを和訳すると上記の通りです。
単数形が使われていることから、「歌」はこの曲を示しているのだと推測できます。
彼らはこの歌の中で宣言する通りに生きるのみ。
例え神様が彼らの未来を決めていたとしても、自分たちの生き方を貫くのでしょう。
そうと決めたら早々と宣言をして戦いに挑んだほうが得策です。
時間がないというよりも、早く戦いたいという急く気持ちも感じられます。
強い言葉に込められた強い意志
歌詞では「戻ってくるよ」という直接的な言葉は使われていません。
「かかってこい」「打ち負かす」
一見誰に向けているのか分からない攻撃的な言葉こそ「戻ってくるよ」のメッセージです。
戻ろうと思っていなければ、ここまで強い感情は沸かないのではないでしょうか。
戻るためにはまず壁を乗り越えなければなりません。それは早いほうがいい。
なぜなら早く戻ってこられるからです。
目の前の試練に立ち向かう覚悟を決めた彼らの強い言葉から、カムバックが確信できます。
新しい自分に出会う旅
いま旅立って 再び会って その度に確かめ合って
Everyday is a new adventure!
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
英詞部分を和訳すると「毎日が新しい冒険」ですね。
メンバーは別々の人間ですから、些細な諍いで心が離れる瞬間もあったはずです。
それもひとつの「旅」だといえます。
その場から離れて自分の気持ちと向き合い、和解の道を選ぶ。
今までの自分とは違う新たな自分を見つけたからこそ和解できるのです。
これぞ「冒険」ではないでしょうか。
兵役によってファンと離れた彼らにも、自分を見つめ直す時間が訪れます。
自分たちにとってファンとはどのような存在なのか。
音楽から離れたからこそ新たに見えてくるものがあるはずです。
たとえ逆境であってもそれを「冒険」と捉えるポジティブさが垣間見えます。
タイトルに込められた本当の意味とは
C’mon up! 鳴らせもっと Music
Hold on! どんな時だって自由に
Never close my eyes
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
直訳すれば「上に来い!」となります。誰かを自分たちの立つ場所に誘っているようです。
続いて「つかまって!」ですね。
この2つの英詞から、彼らが誰かに手を伸ばしているのが想像できます。
FTISLANDは各々が楽器を持って音楽活動をするバンドです。
しかし楽器を持っていなくても音楽は楽しめるのではないか、という彼らの思いを感じます。
つまり自分たちが提供する音楽に限らず、好きなように音を楽しめばいいということです。
彼らが愛する音楽を、彼らがいなくても楽しんでいるファンの姿。
FTISLANDはそれを見ていたいのではないでしょうか。
最後のフレーズで、あなたではなく「私」が使われています。
「私の目を決して閉じないで」
少し違和感がありますが、上記の意味を踏まえるとどうでしょうか。
「ずっと見せてくれ」
音楽に触れて幸せな表情を見せるファンたちを、彼らは見ていたいのです。
それがよく見えるように、ファンの手を引いたのでしょう。
FTISLANDからファンへ
君と誓う“God bless you!”
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
「幸運を!」「神の御加護を!」
お互いの幸運を祈り合うのはなぜなのでしょうか。
FTISLANDにとっての幸せは、何より「音楽」に触れることです。
ファンにとっての幸せは、FTISLANDの音楽に触れること。
つまりFTISLANDの幸せが叶えばファンは幸せになれますし、その逆もいえます。
お互いの幸せを叶えるには、FTISLANDの活動再開が必要です。
「God Bless You」というタイトルの意味。
それは別れの挨拶と再会の約束をギュッと詰め込んだ「また会おう」ではないでしょうか。
また会いましょう
ほら いつかの未来予想図に
Everlasting! 書き足した Promise
Never say good-bye to you & see you again
Just the“God bless you!”
出典: God Bless You/作詞:FTISLAND, Satoshi Shibayama 作曲:FTISLAND
時が来れば兵役に行かなければならないのは分かっていたはずです。
兵役開始まで音楽活動が続けられるのか。続いていたら兵役後はどうなるのか。
彼らなりに様々な可能性やリスクを探ったことでしょう。
いざ兵役を前にした今、戻れると確信しています。
それを感じさせるのがアルバムタイトルでもある「永遠」という言葉です。
いつ終わるか分からなかった将来像に「永遠」が付け加えられました。
英詞部分は「さようならは言わないよ、また会おう」という意味です。
そして同じ「また会おう」でも微妙にニュアンスが異なるタイトルフレーズが続きます。
「ひとつだけ言うよ、また会おう!」
お互いを思いながら日々を過ごそう、という呼びかけですね。