多くの人にボカロの魅力を伝えた「モザイクロール」
「モザイクロール」のMVも必見!
「モザイクロール」は楽曲が素敵なのはもちろんですが、MVにも力が入れらています。
ボカロ全盛期の頃は1枚絵のMVが多い傾向でした。
「モザイクロール」では一部アニメーションが使われており、MVのキャラクターが動きます。
MVに動きがあることによってグッと「モザイクロール」の世界観に引き込まれる感覚。
MVで視覚化することによってなんとなくな曲の解釈もできます。
GUMIの可能性を見出した楽曲の1つ
ボカロ全盛期の頃はボカロランキングにランクインしているのは大体が初音ミクの楽曲でした。
そんな初音ミクに絶大な人気が集まっていた頃に「モザイクロール」ではGUMIを使用。
GUMIは発音が聞き取りやすいVOCALOIDですが、当時はそこまで有名ではありませんでした。
しかし、「モザイクロール」を投稿後は驚異的なスピードでボカロランキング1位を獲得。
GUMIを使用した楽曲でランキング1位は「モザイクロール」が初めてでした。
そのためGUMIというボーカロイドを広めたのも「モザイクロール」の影響が大きいといわれています。
「モザイクロール」歌詞解釈
危険な依存
とある言葉が君に突き刺さり
傷口から漏れ出す液を「愛」と形容してみた
出典: モザイクロール/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27
歌詞の1行目を見ると相手に何かショックを与えるような「言葉」を投げかけたようです。
どのようなショックでしょうか?
純粋に彼のコンプレックスや悪口で心を傷つけたのかもしれません。
はたまた、歌詞の心情を歌っている主人公が「君」に告白をしたと考えることもできます。
彼からすると予想外の告白で、ある意味ショックを受けた。
このショックはネガティブな感情ではなく、嬉しさで舞い上がってしまうような感情が近いかもしれません。
特に断る理由もなかった彼はOKを出すことでしょう。
上辺だけの関係
思いやりの欠如と形だけの交尾は
腐れ縁のキミとアタシによく似ている
出典: モザイクロール/作詞:DECO*27 作曲:DECO*27
とりあえず告白されたという事に舞い上がってOKを出した彼と交際を始める主人公。
主人公は彼のことが好きで告白しましたが、告白を受けた彼は好きかどうかは不明な所です。
「付き合う」ということ自体が彼にとって嬉しいこと。
交際すると自然と彼からお誘いがくることもあるでしょう。
彼のことが本気で好きな主人公は、なんとなく彼の心情を理解しながら断ることもできません。
そのままの流れに身をまかせてしまいます。
愛のある行為というよりかは、好奇心からきてしまった行為というほうがしっくりくる。
そんな上辺だけの雰囲気を主人公は自虐的に捉えています。