君とは毎日のように喧嘩をしているのです。
愛情も伝えてくれない、喧嘩ばかり。
それはもう恋人としての距離感ではないと感じるでしょう。
そして自分自身もその関係性が嫌になってきています。
本来であれば君との間には愛があるはず。
自分が愛だと思っていたものは本当の愛とは違ったのかもしれません。
そのため「愛情」が何かわからなくなってしまっているのです。
歌詞の3行目からはとても感情的になっている様子が伝わってくるのではないでしょうか。
何を自分から伝えたとしても、君は変わろうともしない。
そもそも自分の言葉など聞いていないのかもしれません。
自分と君の関係は、本来の「恋人」という関係性とは異なるでしょう。
「愛」ではない全く違ったものなのです。
歌詞の4行目に「馬鹿」という言葉があります。
このことからも自分の行動や気持ちが馬鹿げていると思っていることが表現されています。
愛が欲しい
わずかな希望
「別れた方がいいと思う」
その言葉の意味もよくわかる
「でもまだ我慢すればいいんだ」と
思う自分が今も離れないよ
出典: クズな君/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽,Falsecut,Helix
歌詞の1行目は友達や周りの人に言われたことでしょう。
君のことを周りの人に話した時、この言葉を言われることは多いかもしれません。
その言葉を言われて、納得する気持ちもあるのです。
「よくわかる」という言葉からも、別れたいという気持ちがあるのでしょう。
しかし歌詞の3行目では、全く反対の自分の気持ちが表現されています。
今耐えれば、いつかまた自分のことを愛してくれる。
そのわずかな希望をずっと持ち続けているのです。
周りにどれだけ反対されても、結局自分が依存してしまっていることがわかります。
このような気持ちをもっているために、離れることができないのでしょう。
もうわからない
いつまでも良い子にしてればいいの?
普通の愛を求めた毎夜
それがいけないの?わからないよ
もう逃げ出したいダメなの?
出典: クズな君/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽,Falsecut,Helix
君からの傷を受け続ける。
つまり君の言いなりになっているということでしょう。
そうしてしまう理由は、自分が本当の「愛」を求めているからなのです。
君の言うことを聞けば、君が自分のことを愛してくれるのではないか。
そう思い続けていたのです。
しかし、それがまた君をエスカレートさせてしまうのかもしれません。
自分でもどうしたらよいのかがわからなくなってしまっています。
そして歌詞の4行目。
自分も本当は君から離れたいと思っていることがわかるのではないでしょうか。
結局元どおり
自分ばかり
ねぇ どうしてこんなはずじゃないのにさ
あの日のままくらいでいいのにさ
何も難しくないのに
なぜか悲しむ夜ばかりさ
出典: クズな君/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽,Falsecut,Helix
歌詞の1行目。
少し不思議な日本語だと思うのではないでしょうか。
自分でも考え過ぎてしまって混乱した結果、滅茶苦茶な日本語になってしまっているのです。
自分が想像していたのはこんな日常ではなかった。
出会ったばかりの優しい君と一緒にいたいだけなのです。
それは簡単なことかもしれないのに、自分たちには戻ることができないのでしょう。
毎晩悲しんでしまう自分。
君が変わってしまっただけなのに、自分だけが悩んでしまうのです。
またこうして
辛いなんて思ったところで
君はなんにも気付きはしないの
こんな気持ちで交わす口づけ
味なんてないはずなのになぜか
出典: クズな君/作詞:堂村璃羽 作曲:堂村璃羽,Falsecut,Helix
先ほども述べたように、自分だけが辛い気持ちになっているのです。
しかし、君が変わる気配はありません。
さらに君は自分にキスをしてくるのです。
お互い愛情がないことはわかっているのに、君はキスをしてくる。
そのことに対して、身体目当てなのだろうと自分は思ってしまうのでしょう。
自分はそんな君が嫌なのに、どうしても君を求めてしまうのです。
こうしていつも離れられなくなってしまうのです。