「100%…SOかもね!」って?
平成生まれの10代~20代の皆さんはシブがき隊といわれてもピンとこないでしょう。
そんな時はぜひ40代~50代のお父さんお母さんに「シブがき隊って知ってる?」と訊いてみてください。
100%「かもね!かもね!」と歌いだす……かもしれません。
シブがき隊2枚目のシングル
描かれているのは女友達の魅力にドギマギする男心
「100%…SOかもね!」の作詞は森雪之丞、作曲は井上大輔。
デビューシングル「NAI・NAI 16」と同じコンビで、マイナー調のキャッチーなサビから始まるところも同じ。
ただ恋心のあまりジタバタする女性を挑発するほど上から目線だったデビュー曲とは歌詞の内容が好対照。
「100%…SOかもね!」では女友達の魅力にドギマギする男性の恋心が描かれています。
いったい女友達のどんなしぐさに男性はとまどうのでしょうか?
女性は「え?そこ?」と驚くかも。男性は「あるある」とうなずくかも。さっそく見ていきましょう。
【頭サビ】男には決めなきゃいけない夜がある?
かもね かもね 恋かもね
ピタリ あっちゃう かもね
かもね かもね そうかもね
くせに なっちゃう かもね
Baby, Burn! Burn! Burn!
今夜 決めなきゃ
Baby, Burn! Burn! Burn!
ただの友達
出典: 100%…SOかもね!/作詞:森雪之丞 作曲:井上大輔
男女の恋愛には段階があるもの。
結婚して生涯を添い遂げるのが最終段階だとすると、「恋かもね」という時期はほんの序盤にすぎません。
いきなり始まる頭サビで「恋心を抱いているのは男性」「女性とはまだ?ただの友達」ということがわかります。
男性はその友達以上恋人未満の状態に今夜決着をつけよう!と意気込んでいるわけですね。
男性の衝動が端的に表現
男女の友情についてはある派ない派に分かれがち。
ですが、ある程度の時期が過ぎると確かに「今さら恋愛感情はわかない」確率が高まるかもしれません。
ただの友達のままになってしまうのか、恋愛関係に発展するのか。ボルテージは高まるばかり。
相性が良くクセになるほど燃え上がる恋愛をしたい!という男性の衝動が端的に表現されています。
作詞家・森雪之丞の真骨頂
【1番Aメロ】逆立ちして愛を叫ぶ?
いつも 夢みていたよ もし
君と キッスできたら 俺
街中を 逆立ちしたまま
Love Love I Love you
叫んでも いいぜ
出典: 100%…SOかもね!/作詞:森雪之丞 作曲:井上大輔
頭サビは暗めのマイナー調で女友達を想う切羽つまった男性の恋心が表現されていました。
ところが続く1番のAメロは明るいメジャーに転調。
男性の募る恋心に変わりはありませんが、歌詞にも少しおどけた様子が混ざってきます。