erica「それでも好きで」の想い

【それでも好きで/erica】歌詞の意味を知ると感動が深まる…!別れても"好き"の気持ちは消えないの画像

何かしらの理由で迎えてしまった、愛する人との別れは悲しいものです。

なかなか想いを断ち切ることができず、苦悩する人も多いことでしょう。

erica「それでも好きで」は、まさしくこの状況に当てはまり自らを磨きあらためて彼女を迎えようとしています。

愛する人を失ってしまった切なさを上手に描いており、非常に引き込まれる歌詞です。

そんな切ない曲の歌詞を紐解いて解説します。

ぜひお楽しみください。

erica「それでも好きで」の歌詞の意味とは?

今作の歌詞は悲しいけれども、それに負けて打ちひしがれておらず前向きな印象を受けます。

ただ愛する人との別れを惜しみ、切ない気持ちは非常に伝わる歌詞です。

恋愛というのは一方の想いだけでは成り立たず、双方の気持ちが向き合っていなければなりません。

時が流れ次第に新鮮さがなくなると、お互いの気持ちが離れてしまうこともあるのです。

しかし愛する人以上の存在があるかというと、そういう訳でもなく失った代償に別れてから気づきます。

そんな苦悩を綴る今作の歌詞を、早速紐解いてみましょう。

彼女を失ったむなしさ

それでも好きで好きで好きでしかたないんだよ
遅すぎる独り言だけが空に消えてく

出典: それでも好きで/作詞:erica 作曲:nao

冒頭のパートでの心境がとても良くわかります。

嫌いになった訳ではなく別れてしまった時は、なぜか独り言が増えるものです。

溜息交じりに発する独り言は、後悔する気持ちが溢れています。

「なぜ?」「どうして?」と自問自答し、答えのない問題を考え続けるのです。

このようなやりきれない気持ちは、どのようなことで解決するのでしょうか。

何とかしてあげたいですが、この問題は自身で解決するしか方法はないのです。

現実

付き合い始めた頃の二人は
いつも笑ってた君と僕がいた
いつからか馴れ合い知らぬ間に君を
何度も傷つけて 泣かせてばかりだった

出典: それでも好きで/作詞:erica 作曲:nao

恋人との関係は付き合い始めのころと、年数を重ねたころでは様子が違います。

気持ちが薄れてしまった訳ではないのですが、何かとケンカをしてしまうのです。

このケンカの原因は本来であれば、ケンカになるようなことではありません。

しかしちょっとした仕草や言葉に、過敏に反応してしまい口論となるのです。

振り返ってみると「あそこまでいわなくても良かった…」ということが多くあります。

その当時は極端に視野が狭くなっていて、なぜだか無性に腹立たしく感じるのです。

たとえ無理だとしても

ほどけていく糸が元に戻らぬことも
離れてく愛が元に戻らないと知ってても

出典: それでも好きで/作詞:erica 作曲:nao

主人公は一度離れてしまった心を、取り戻す難しさを理解しています。

人の心は不思議なもので、愛した人でも別れてしまうと極端に毛嫌いしてしまうのです。

好きという気持ちと嫌いという気持ちは紙一重なのでしょうか。

その遠く離れてしまった心を、また近くに引き寄せるのは付き合い始めの時よりも難しいです。

しかしそんなことを理解しながらも、彼女を振り向かせようと必死に考え続けています。

必ず

それでも好きで好きで好きでしかたないんだよ
たとえもう君が違う誰かを好きになっていても
あの日あの時あの場所で出会わなければ
夢も希望も未来も全部僕にはなかった
ダメなやつで何もできず悲しませてばかりだったけど
僕は変わる君を守る人にきっとなってみせるよ

出典: それでも好きで/作詞:erica 作曲:nao

彼女と付き合ってから主人公の歩む道が広がったことに気づきます。

それまでの主人公は何をやっても中途半端で、やりきるということを知りませんでした。

しかし彼女と付き合うようになってから、何事にも前向きになりやりきることを覚えたのです。

やはり愛する人は彼にとってかけがえのない存在でした。

たとえ他の人と付き合っていようが、自らを高める決意を固めます。